知らないと損をする!?お金のこと税金のこと(2)

<同じ1万円なのに損をする!?>
先ほども申し上げましたが、お金の価値は物価で変動します。
しかし、1万円のモノが1万1000円になったからと言って、
1万円札という貨幣そのものの価値が下がったと考える人はあまりいません。
また、同じように定期預金に年利0.5%で預け入れ、
1年後に1万40円(税金が10円源泉徴収されてます)払いだされるまでの間、
物価が年1%で上昇し、1万円のモノが1万100円出さないと買えなくなっていたとしても、
得られた40円に対して金利が少ないと文句を言う人はいても、
60円の差に対して損をしたという考えを持つ方もあまりいません。

お金の価値は物価で変動する為、額面はあくまで1万円という金額に対しての絶対価値であり、
常に価格の変動する商品に対しては相対価値でしかないと考えなければなりません。

そのように考える事ができれば、お金とは常にその価値を変動させるものであり、
日本人の多くは「現金」や「定期預金」と言う価値の変動する商品に「投資」していると
考えることも出来ると思います。


<日本人皆投資生活>
現金に投資すると言われても、あまりピンとこないかもしれませんが、
定期預金というのは立派な金融商品ですから、これに投資していると考えることは
比較的容易かと思います。
銀行は定期預金と言う形で顧客から預かった現金を、国債や格付けの高い債権で運用したり、
企業や他の銀行への貸付で運用していますので、定期預金に預けると言うことは、
債権を購入したり企業などに出資する事と間接的には同義だと言えるでしょう。
単に銀行や政府が預金者に対して1000万までは元本保証しますと言っているだけで
実質は定期預金という金融商品に投資をしていると置き換えることが出来ると思います。

つまり日本人は、株(この場合は企業への出資)や債権など一定のリスク資産に対して
誰もが間接的に投資していると言えるのです。

では、金融という仕組みがそうなっているのになぜ、
運用は銀行任せで一律の金利しか受け取らない人ばかりが日本人には多いのでしょう。


<他人任せの事なかれ主義>
一番簡単な事例を挙げましょう。
日本人の殆どの人が、「総理大臣なんて誰がやっても同じだよ」と思っている事でしょう。
実際在任期間は短く、バブル崩壊以降日本の政治が良くなったと思える時が全くありません。
こんな現状ですから、「誰がなっても同じ」=「政治なんてどうでもいい」
と感心を薄らさせ、結果、選挙への参加率が低下し、自国の政治なのに
恰も他人事のような扱いをする人が多くなっています。
政治と言うものは生活に密接に直結しているにも関わらず、関心が薄い、
これは先ほどの銀行と預金者の関係にも言える事なんです。

普通自分のお金をどうでもいいと思っている人はまずいないでしょう。
しかし、その預けた預金の行き先はあまり関心がない人が多いのです。
これは、ペイオフの関係で1000万までは確実に保障してくれていると言う
安心感もあるのでしょうが、例えば税金を役人に無駄遣いされたら怒るのに、
銀行がその預金をどう使おうと何も言わないと言うのは少し違和感があります。

先の冒頭にも述べましたが、これはお金、とりわけ金融に関する教育を
国を挙げて行わなかった所に原因があるのです。
金融に関する正確な知識がなければ、何が悪いのか・何がいいのか分からない、
分からないから考えない、なら分かる人に丸投げ・他人任せでいいやと。

そうして、バブル崩壊を仕掛けた欧米各国の金融屋はいとも簡単に
金融知識の乏しい日本の個人、法人から金を巻き上げる事に成功し、
此度のサブプライムローン問題が起きるまでは自分達の複雑怪奇な金融工学と知識を押し付け、
好き放題に日本人がコツコツ貯め続けた金融資産を収穫して言ったのです。

これらの現状に危機を抱いたのか、
日本政府もそれまであった民間資格のAFP・CFPだけでなく、
国家資格としての「ファイナンシャルプランニング技能士」という資格を作り、
広く国民の金融知識を底上げするとともに、名称独占資格として専門の職を策定した
と言うことになります。
この流れを切欠とし、日本人は自らお金の働きについて学び、
お金の正しい使い方を学ぶことになるのです。


<お金の処方箋>
お金と言うものは貯めるだけでも、使うだけでも駄目なんです。
正しい知識の元、運用しなければお金に一生困ることになります。
収入が多ければお金なんて困らないよと言う人もいると思います。
しかし、収入が多い人はそれに比例するように支出も膨らませてしまい、
最悪、職を辞めなければならなくなった時、
手元には何も残らないという方も中にはいらっしゃいます。
(某音楽プロデューサーK室さんが良い例です)
また、正しい運用をしないで定期預金や現金ばかりに投資していては、
十分な資産を作るのに働いて稼ぐ以外に方法が無くなってしまいます。

それでも、株や債権などリスク資産に対する投資は抵抗が強いと言う方、多いと思います。
そこで、そんな方々にもある程度リスクを抑えつつ定期預金や現金よりは収益性がある
金融商品のお話なども今後出来ればなと思います。


ではこの話はここまでに。いずれ次の機会にでも。

テーマ : お金の勉強
ジャンル : 株式・投資・マネー

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知らないと損をする!?お金のこと税金のこと

この度は当ブログにご来訪頂き有難う御座います。
さて、第一回目の内容として書くには何が宜しいかと思い悩んだ結果、
この業界では避けては通れないお金のことを少々掻い摘んでお話したいと思います。


<日本人固有の拒否反応>
日本人は投資アレルギーと申しましょうか、
投資に対してダーティーなイメージが選考するあまり、
特に株や先物など、比較的リスクの高い金融商品に対しては忌避する傾向にあります。

その割には低リスクローリターンを謳った高利回り詐欺商法に
何故そんな簡単に引っかかってしまうのかと思うほど
あっさりと虎の子の資産を差し出しています。

これは投資に限らず、お金というものの働きを学んでこなかったが為に
起きてしまった悲劇なのです。


<お金に対する認識>
そもそもお金とはなんなのか?
貨幣至上主義の現状では不思議に思わないものですが、
紙幣、言ってしまえば単なる紙に価値が認められているというのは
その紙に米や野菜などの現物商品と一定の比率で交換出来ると事前に法律で取り決め、
それを皆が認めているからこそ成り立つ仕組みであると言う事はご存知かと思います。
つまり、お金とはモノの価値を正確に測る道具・手段であり、
そのお金を「誰もが価値が有ると認めた証である券」、つまり紙幣を発行する事で
貨幣流通を円滑に進めています。
「価値の有る証である券」とは一般的に言えば「有価証券」のことと考えられ、
これは広義的には株や債権などの証券と相似と言えます。(※1)

「え、1万円札や1000円札はいつでも額面通りの価値が得られるけど、
株や債権は価値が変動するでしょう?」

そうお思いの方は大勢いらっしゃいます。
実はそこにお金の隠された罠が存在するのです。

結論から言うと、通常の紙幣に記載された1万円、1000円という額面も、
そのものの価値自体は一定ではないのです。

皆様、デフレ・インフレ(※2)という言葉はよく耳にされるかと思います。
物価の変動が生じた場合使われる言葉で、現在の価値を基本として、
それより継続的に下落していけばデフレ、上昇していけばインフレとなります。
簡単に申し上げますと、現在の貨幣価値で100円出して買っていたものが、
1年後には99円、10年後には90円出せば同じものが買える状況をデフレと言い、
逆に、1年後には101円に、10年後には110円出さないと買えなくなっている状況を
インフレと呼びます。

つまり、貨幣の額面そのものは1万円や1000円から変わらないものの、
物価に影響されその価値自体は常に変動しているのです。
これは変動幅を差し引いて考えれば株や債権等、他の有価証券と同じと言えます。

では何故日本人は株や債権への投資を増やさず、
定期や普通預金など所謂「安定資産」への貯蓄に回すのか?
それは、お金の価値を額面そのものに見出していることに起因していると考えています。


続きはまた明日。


※1 証券にはその物自体に権利(財産権)がある有価証券と、
   権利を証明するに留まるだけの証拠証券(保険証券など)と言うのがあります。
   日本銀行券を含む貨幣は広義には有価証券と言えますが、
   貨幣はその証券そのものが額面に対して
   絶対的な価値(価値そのもの)を有しているため、
   株や債権などの資本証券や手形や小切手などの貨幣証券とは通常区別されます。
   
※2 デフレーション・インフレーション
   物価が継続的に下落、ないし上昇した場合に使用する経済用語。
   短期的に破滅的な上昇が起きる場合ハイパーインフレーションと呼ぶこともある。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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