第一生命保険株式上場後の受取配当金の予想額

第一生命の株式を受け取る方で、
上場後すぐに売却せずにそのまま長期間保有する方もいらっしゃると思います。


そこで、恐らく気になっている方が多いであろう、
上場後の配当金の予想を現時点でしてみましょう。



株主への配当は上場後、取締役会を開催し、
配当に関する決議が可決されて初めて可能となります。


また、配当金額の承認は株主総会を経る必要があります。
国内最大の150万人以上の株主誕生と言われている、
安定株主の少ない第一生命に関しては、
株主総会次第で配当金額の変化は無いとは言い切れません。


一応そういった不確定要素の高い前提条件の元、
あくまで予想と言う観点から配当金の額を考えた場合である事は、
ご承知置き下さい。




配当金の額を考える場合、
類似上場企業との比較で算出して見ましょう。
これは、同じ業界ならこの程度出していないとおかしいのでは?
という上場企業同士の心理的バイアスに則った考え方です。
(配当金額に関する決議は株主総会を経る決議事項である事も影響しています)

では、具体的に何を基準に想定するのか。
この場合、最近では各社公表に力を入れている、
配当性向と呼ばれる、当期利益のうち何パーセントを
配当に回したかを測る指標を基準にする事になります。


・上場大手生損保の配当性向

T&Dホールディングス 08年3月期 配当性向43.6%
東京海上HD 08年3月期 35.9%
損保ジャパン 07年3月期 44.09%


何故07年や08年かと言うと、09年をベースにした資料では、
各社リーマンショックによる赤字転落の影響で
正確な配当性向が算出できないためです。


一応最も景気が良かった時の数字ですから、
現状では配当性向30~35%前後を考えておくのが宜しいかと思います。



仮に08年と09年ベースでみた場合、第一生命の各年の税引後当期純利益額から
配当性向30~35%と仮定し、試算すると、


・下限30%の配当性向だった場合

08年1312億円 予想配当金総額394億円
09年868億円 予想配当金260億円


となります。
当然これでは配当金の額はわかりません。

第一生命の上場の発行済み株式総数は1000万株を予定しています。

この場合、

08年 394億円÷1000万株=3940円
09年 260億円÷1000万株=2600円


となります。

仮に、以前の上場時予想株価15万円をベースに考えた場合、
配当利回りは、

08年 3940円÷15万円=2,63%
09年 2600円÷15万円=1.73%

※各年税引前

となります。


【関連記事】
第一生命保険 株式会社化に伴う割当株式を野村證券以外で受け取る場合
第一生命保険 株式会社化 割当株式等の選択と課税関係について
住友生命 一時払い終身保険「ふるはーとJロード」(無配当)販売停止

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

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住友生命 一時払い終身保険「ふるはーとJロード」(無配当)販売停止

住友生命 一時払い終身保険「ふるはーとJロード」(無配当)販売停止


一時払い終身保険が販売停止というのも凄い話ですね。

この商品、売れすぎて困るとは、一体どんな商品なのか見てみましょう。



終身保険と言えば普通は以下のイメージがあると思います。


「終身保険」=「保険金額が一生涯補償」


ですね。


保険金額が100万円と決められていれば、
それまでに払い込んだ保険料の総額に関係なく、
100万円は確実に受け取れるという商品です。


ですが、今回売れすぎて販売停止になった商品は少し勝手が違うようです。
この保険では以下のような特徴が挙げられます。


1、一時払いである

2、無配当型である

3、第一保険期間と第二保険期間がある

4、第一保険期間中は解約返戻金の上限が払込保険料相当額でストップする


と、条件が加味されている保険です。



1、一時払いである

一時払いとは、全ての保険期間分の保険料を一括で払い込む形になります。
この商品は終身保険ですから、保険期間は被保険者が死亡するまで継続します。
通常一時払いで保険料を払い込んだ場合、毎月引き落としで払い込む月払い保険と比べて
支払保険料総額を抑える事が出来ます。


2、無配当型である

大手生保が販売している終身保険は利差配当付きと呼ばれる保険が多くなっています。
これは5年間保険適用の事故(この場合は死亡又は高度障害等)がなければ、
5年ごとに一定額の配当が付く保険内容です。

ですが、この商品は無配当型であり、上記例のような受取配当金は無いものの、
その分初めから保険料を安く設定する事が出来ます。


3、第一保険期間と第二保険期間がある

この保険の特徴的な部分がこの、二種類の保険期間です。
第一保険期間の死亡給付金の総額は払込保険料の総額までとなります。
仮に払い込んだ保険料が1000万なら、1000万が死亡給付金となります。
(災害割増は除く)

つまり、増えもしないし減りもしない、元本だけが保証されているという事ですね。
第二保険期間となれば、払い込んだ保険料ごとに設定された死亡給付金が支払われます。
詳細は後述します。


4、第一保険期間中は解約返戻金の上限が払込保険料相当額でストップする

保険契約後3,4年までは解約返戻金が払込保険料を下回るというのは
よくある設定なのですが、残りの第一保険期間中ずっと解約返戻金が
払込保険料を上回らないというのは珍しいですね。
詳細は後述します。



文章だけだと分かりづらいと思いますので、
公表されているパンフレットから、具体例を提示してみましょう。


保険契約者・被保険者:60歳男性
一時払い保険料:1000万円
第一保険期間:5年

第一保険期間の死亡給付金額:1000万円
第二保険期間の死亡給付金額:1295万円

解約返戻金が払込保険料相当額になる年数:3年経過時
5年経過後の解約返戻金:1028万円(元本比 年利率0.55% 複利)
10年経過後の解約返戻金:1079万円(元本比 年利率0.77% 複利)
男性の平均寿命(79歳)で死亡した場合の死亡給付金:1295万円(元本比 年利率1.37% 複利)
60歳男性の平均余命(22歳)を加算した年齢で死亡した場合の死亡給付金:1295万円(元本比 年利率1.19%)
100歳まで生きた場合の死亡給付金:1295万円(元本比 年利率0.65%)


となります。

仮に5年経過後、第二保険期間で解約した場合の運用利回りは
毎年元本の1000万を0.55%で複利運用した場合得られる利回りです。
10年目は0.77%と言う事です。

また、死亡給付金は平均寿命で死亡した場合、年利率1.37%の利回り、
平均寿命で死亡した場合は1.19%の利回りになります。

逆に平均よりも長生きした場合は0.65%となるわけですね。


保険パンフレット⇒住友生命HPへ


※上記例はあくまでも現状取得できる資料から試算したものです。
 保険契約時は約款やパンフレット等契約条件をよくお読みいただき、
 十分な検討期間を置いて下さい。


テーマ : 医療保険・生命保険
ジャンル : ライフ

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上場株式の譲渡損と配当所得、収益分配金と損益通算をする場合の注意点

平成21年1月1日以降分から、上場株式等の譲渡損と配当所得、
公募株式投資信託の収益分配金(普通分配金)が損益通算可能となりました。
(申告分離課税の選択により配当所得を申告した場合)

そこで、本年の確定申告時に気をつけるべき点をまとめましょう。



上場株式の譲渡損と、上場株式から受けた配当所得を損益通算する場合、

・同年中の譲渡損と配当所得との損益通算

⇒配当所得は合計所得に含まれないため、他の所得が無い場合で、
 配当所得の額が38万円を超えていても、配偶者控除や扶養控除の対象から外れることは無い

※税務署で確認したのですが、上記例でも合計所得には含まれないが、
 扶養控除判定基準の合計所得に含まれるそうです。
 

・繰越損失分の譲渡損と配当所得との損益通算

⇒配当所得は合計所得に含まれるため、他の所得が無い場合で、
 配当所得の額が38万円以上であれば、配偶者控除や扶養控除の対象から外れる
 また、国民健康保険加入者の場合は、保険料が増える可能性がある。


上場株式の譲渡損と、公募株式投資信託の収益分配金(配当所得)との損益通算をする場合、

・同年中の譲渡損と収益分配金との損益通算

収益分配金は合計所得に含まれないため、他の所得が無い場合で、
 配当所得の額が38万円を超えていても、配偶者控除や扶養控除の対象から外れることは無い


※税務署で確認したのですが、上記例でも合計所得には含まれないが、
 扶養控除判定基準の合計所得に含まれるそうです。
 


・同年中の譲渡損と収益分配金との損益通算後、残余譲渡損を次年度以降に繰り越す場合(※1)
・繰越損失分の譲渡損と収益分配金との損益通算

⇒収益分配金は合計所得に含まれるため、他の所得が無い場合で、
 配当所得の額が38万円以上であれば、配偶者控除や扶養控除の対象から外れる
 また、国民健康保険加入者の場合は、保険料が増える可能性がある。


となります。


簡単に言うと、繰越損失と損益通算すると各種控除が受けられなくなったり、
保険料が増える可能性があることなわけですが、
最も注意すべき点は※1の部分です。

横浜銀行の資料に記載されているので、確認して見て下さい。

参考HP⇒横浜銀行 収益分配金と譲渡損の損益通算について(PDF)




※ 上記内容は税務署の確定申告相談電話にて、担当税理士に確認を取った内容ですが、
ご自分で確定申告される場合は、必ず最寄りの税務署にご相談の上、申告を行って下さい。
また、税務署や税理士等でも、税法の解釈の違いはいくらでもありますので、
面倒でも申告時には必ず事前に相談するのが最善手となります。



※試しに申告資料をイータックスで作ってみたのですが、
※1のケースで、繰越控除適用後でも合計所得に入っていませんでした。
この点はまだ確定判断には至りませんのでご注意を。


※本文中にも書きましたが、税務署で直接確認した所、
上記例でも合計所得には含まれないが、扶養控除判定基準の合計所得に含まれるそうです。
 


正直、非常にややこしいので、来年は特定口座に株式数比例配分方式で
配当所得を受け取るようにするのがベストです。



株式数比例配分方式への変更方法はこちら

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プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

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