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NISA(少額投資非課税制度)こんなに違う投資信託の分配金再投資

相変わらず制度が複雑かつ、まだ全体像が確定していないNISAですが、
分配金再投資の取り扱いについて、以前からとても気になっている事がありました。

そこで、各金融機関に対して電話質問してみました。


質問の内容は以下の通りです。

■分配金再投資コースを選択できるファンド(投資信託)の取り扱いについて
■再投資可能な場合、前年の投資分から発生する分配金の取り扱いについて

です。

2問目の質問を図解すると以下のようになります。


※金融庁資料から一部抜粋・加筆



さて、結果がどうだったかと言うと...





※2013年7月4日時点の取り扱い方針
※2013年8月現在、マネックス証券は分配金再投資コースを導入検討

見事にバラバラな回答で目眩がしてきました。
中には分配金再投資コースが選択できず、分配金受取コースのみという場合もあります。

NISA口座内でどういった商品を購入するか決まっていない人、
或いは、再投資で積立投資をしたいと希望を持っている人は
少なくとも全容が判明するまで様子見するのが良いでしょう。

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講演会「証券投資における取引費用と高頻度取引」を聴いてきました

一橋大学大学院国際企業戦略研究科主催(日本取引所後援)
の講演会に本日参加してきました。

テーマは以下の通りとなります。


【第一部】 証券ポートフォリオ運用と取引費用
投資信託等の証券ポートフォリオの運用のパフォーマンス評価と、
運用における取引執行の重要性について

「投資信託のパフォーマンス」
「取引における柔軟性と市場への流動性供給」

【第二部】高頻度取引と市場の効率性
高頻度取引と市場の効率性に関して、日本の売買制度や取引システムの特徴、
米国における高頻度取引の実証研究について

「日本の証券市場の現状と売買制度・取引システムの特徴」
「高頻度取引と市場の効率性」


第一部はCAPM理論のお話と、理論上のαと運用上のαの差について、
そしてその原因としての流動性コストによるパフォーマンスの低下についてでした。

特にファンドの運用上発生する取引コストは売買代金だけではなく、
必要量の売買時に発生するスプレッドで発生するコスト(流動性が低い(板の厚みが無い)と
必要以上に価格が変動して売買される事になり、理論値よりもパフォーマンスが低下する)
も考えなければならない旨、解説がありました。

特に日本市場はラージキャップ(大型株)、スモールキャップ(小型株)ともに不利との事。



第二部は高頻度取引(HFT)についてです。

東証の説明としてまずは足元の状況から。
2010年1月のarrowhead(アローヘッド)稼働後、
最大の注文件数が発生したのは2013年5月23日の暴落時で約3,800万件
(2006年のライブドアショック時は上限が450万件)となり、
更にサーバーを増設して足元は9,600万件まで処理可能まで対応したとの事。

これだけ増加したのはもちろん人間の手による取引だけの話ではなく、
東証が提供するコロケーションサービス(※)を利用した売買状況(以下の図)
を見ても分かるように、6月7日時点では市場の全注文・約定に対して
注文件数が65%前後、約定件数が50%近くまで迫っており、
一日の売買の半分がコロケーションサービスを利用した取引となっています。

※取引参加者用の取引所内に設置された専用サーバーで、
 取引所システムとの物理的距離を短縮できるサービス





ただし、コロケーションサービス経由の注文・約定が全てHFTの物ではない点は注意です。
また、平常時におけるコロケーションサービス経由による注文状況は以下の図の通り。






これを見るとトレンドフォロー型、かつ常に反対売買が行われており、
一方向へボラティリティを拡大させるような状況にはなっていません。


また、日本銀行発行の、
「日銀レビュー(2013年1月)株式市場における高速・高頻度取引の影響」
によれば、アローヘッド導入後の流動性は向上していて(資料内図表3)、
ボラティリティ低下にも寄与している事が示唆されており(資料内図表7)、
HFT等の売買注文は市場にとっては中立ないしポジティブな内容となっています。


ただし、急激な株価変動等ショック級の動きが発生した時にはボラティリティが高まる
リスクについても否定しておらず、HFTが必ずしも中立的でない事だけは挙げておきます。
(この点は東証資料のコロケーション経由の取引がトレンドフォロー型である事を考えれば
可能性として考えられる範囲の話ではありますが...)


上記に加えて、気配値としての信頼性の問題もあります。
アメリカでは最良気配(売り板と買い板の先頭の注文)が1秒間に108回もの
価格並びにサイズの変更がなされる事があるそうで、
1,000分の1秒単位に2回の注文が出される事もあり、
流動性が確実に提供されているとは言い切れない面もあります。

ですが、講演会での資料と解説では投資家に不利益な方向には
データ上は出ておらず、市場は効率的かつランダムウォークしていると
結論付けられていました。


今回の講演内容については以上となります。

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専業主婦(国民年金第3号被保険者)の未納期間救済措置について

6月19日に可決・成立した年金改正法(※)により、
専業主婦で特定の理由による未納期間がある対象者に救済措置が与えられました。

※【参考】(厚生労働省)公的年金制度の健全性及び信頼性の確保のための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の概要(PDF)


この件について、日本年金機構から該当するお知らせがHPに掲載されております。


【参考】専業主婦・主夫の年金が改正されました(日本年金機構)

 手続きをすれば年金を受け取れる場合があります!

次のケースで、国民年金の切り替えの届出(3号から1号)が遅れたことにより、
未納期間が発生した方はすぐにお問合せください。

 ○ サラリーマンの夫が、
  ・退職した
  ・脱サラして自営業を始めた
  ・65歳を超えた
  ・亡くなった
  ○ サラリーマンの夫と離婚した
  ○ 妻自身の年収が増えて夫の健康保険証の被扶養者から外れた 等
   ※ 妻が会社員、夫が専業主夫の場合も同じです。



【図1】

※厚生労働省資料より抜粋


このように、夫がサラリーマン(厚生年金加入で国民年金の第2号被保険者)で
妻が専業主婦(国民年金第3号被保険者)である場合、
夫の退職等で夫・妻ともに無職(国民年金第1号被保険者)となり、
本来であれば各市区町村の国民年金課等で3号から1号への種別変更の切り替えを
自分で行う必要があるにも関わらずそれをせずに放置していた
結果、
本来なら未納期間となる所、今回の救済措置により届け出をすればその期間を
年金の受給資格判定に用いられる受給資格期間(年金額には反映されない)として
認める内容となっています。


年金は受給要件として保険料納付済み期間と保険料免除期間を合わせて25年以上(※)、
又は受給資格期間(カラ期間・合算対象期間とも言う)を含めて25年以上が無ければ
年金は1円も支給されない事になっていますから、
今回の救済措置はそれなりに大きい改正と言えるでしょう。

(※年金の受給資格期間を現在の25年から10年に短縮する改正法の施行日と実施について
【参考】先日成立した年金関連法改正の重要ポイントまとめ



ただし、この話には続きがあり、現時点の年金加入記録上には夫の退職後も
妻が3号扱いで継続されていたいわゆる"不整合期間"(図1参照)のケースも存在し、
届け出をしていない人が3号でそのまま継続されていたために本来なら受給できない、
或いは本来よりも多くの年金を受給している人がいる事が問題になっており、
各対象者の内訳は厚生労働省の資料で以下のようになっています。


【図2】

※厚生労働省資料より抜粋


これを見ても分かるように、過去には不整合期間があったものの既に訂正された者と
不整合期間が未訂正の者とに分かれています。

現役層の不整合期間未訂正対象者(約42.2万人)は今回の改正法により今後、
未納期間として訂正された後、届け出をすれば受給資格期間として認められる上、
将来的に過去10年間の追納が可能(平成27年4月以降)となりますので
不整合期間訂正済みの者(約67.3万人)や元々不整合期間が無かった者と
取り扱いは変わりません。


高齢者の場合は既に年金を受給している場合で不整合期間未訂正の者(約5.3万人)は、
50~60歳の間に発生した未納期間であれば現役層同様追納が可能となり、
追納できない、或いはその期間が終了した場合は減額される上限を10%として
本来の年金額に訂正される事となります。

また、年金裁定時に不整合期間が既に訂正されて受給している者(約50.3万人)も
50~60歳の期間分の追納が可能となり、裁定時に不整合期間が訂正された結果、
受給資格要件を満たさずに無年金状態となっている者(総数不明)については
無年金状態が解消され、更に50~60歳の期間の追納が可能となります。


これらの対象者にはお知らせが届いてるようですから、
調べて分からない事がありましたらここで放置することはせず、
必ず日本年金機構に直接問い合わせましょう。


【参考】電話での年金相談窓口(日本年金機構)

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プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

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