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最高裁 年金形式の生命保険に初判断 収入保障保険が使える保険に?

今まで毎年の受取保険金に雑所得が課税されるため、
税制面で不利だった収入保障保険と言う生命保険があります。

この保険がこの度の最高裁の判断で、利用しやすい保険になるのでは?
と思い、勢いで書いてみました。


2010年3月31日までは、定期金(年金形式)の評価は
残存期間に応じて相続税の課税対象額が変動していました。

国税庁資料(PDF)→http://www.manulife.co.jp/zeiho2010Mar.pdf

被保険者:夫(30歳)
保険料払込者:夫
保険金受取人:妻(30歳)

受取年金額:120万円(毎月10万円)
保険期間:60歳満了


の収入保障保険に加入していた場合では、

仮に夫が40歳で死亡した場合、
受け取れる年金の総額は、

120万×20年=2400万円


となり、

残存期間20年の保険は評価割合が40%となるため、

相続税の課税対象額は、

2400×40%=960万円


となっていました。

現在はこれが改正され、

確定年金については、

1、解約返戻金の金額
2、定期金に変えて一時金の給付を受け取る事が出来る場合には一時金の金額
3、1年間に受け取るべき金額×残存期間に応ずる予定利率の複利年金現価率

の、いずれか多い金額の評価とするようになっています。


収入保障保険は一時金で受け取れるものも多く、
また、複利年金原価率は、予定利率を1.5%とした場合、
複利年金現価率は17.169となり、

120万×17.169≒2060万円

となります。

一時金に関しても複利年金現価率(将来の年金額を現在価値に割り引く作業)
をベースに算定されるはずであり、
ここでは改正後の相続税評価格を2060万円とします。



この度の裁判の結果を見ると、


→相続税の課税対象部分に関しては所得税を課すべきではない
→相続税の課税対象外部分に関しては将来の運用益とみなし、所得税を課すべき


となっています。



※これ以降は現時点で考えられる私的意見である事、
当内容によって生じるいかなる損害も負わない事を前置きしつつ書きますが、
(当ブログ管理人は税理士ではない為ご容赦を)




つまり、改正前の場合は960万円部分について所得税が課税されず、
それ以外の部分に対して所得税を課す事になりますが、

法改正によって相続税評価格が2060万円となるため、
残りの340万円部分が保険期間に応じて段階課税される事になると思われます。

つまり、初年度の保険金はまだ運用が始まっていないので所得税が非課税。

2年目以降は年金原資を利用して1.5%の運用を行っているため、
その運用益に対して所得税を課税するため、
最初は課税額が多く、徐々に逓減する形で雑所得が課税されることになりますが、
340万円の運用から生み出される所得は初年度でも20万円以下の為、
残された奥さんに給与所得があっても、所得税は課税されない事になる可能性があります。
(夫の死亡で支給される遺族厚生年金等は元々非課税)


つまり、収入保障保険の弱点が無くなってしまう可能性があるわけです。


以前は相続税は相続税で計算され、
年金については払込保険料から年金にかかわる必要経費を算出、
その差額に対して所得税が課税されていました。
ですから、保険期間を多く残して早期に死亡した場合、
必要経費をあまり引けずに多くの雑所得が課税されることになりましたが、
この度の最高裁の判例を基に考えると、
大半が年金原資から差し引ける事になると思われます。

この件についてご意見ご感想のある方、
是非コメントをお願いします。

内容に明らかな不備、間違いがある場合は
訂正線を入れて修正させて頂きます。


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テーマ : 医療保険・生命保険
ジャンル : ライフ

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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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