勤労者世帯の支出入の変遷を検証(15年で収入と支出がどう変化したか)

ここ15年でどのような変化が生活に起きているのか、
上記サイトのデータから私なりの考えを加味して
抜粋し、考察して見ましょう。
(データ考察は画像の下にあります)


※画像で項目のスペースが空いている所は、上位の項目の内訳を表す。
内訳の意味合いは、元のデータを参照の事


http://www.stat.go.jp/data/kakei/longtime/zuhyou/a18-2.xls
(※ 総務省統計局 家計調査報告書(家計収支編)より)




【世帯構成】

世帯人員は若干の微減だが、有業人員はほぼ変わらず。
定年年齢の引き上げや配偶者の有業者が増えた事が影響している可能性。
世帯年齢は若干の高齢化が進む


【収入の部】

主な上昇項目
・世帯主の配偶者の収入うち女
・社会保障給付
・預貯金引出

主な減少項目
・臨時収入、賞与
・他の世帯員収入
・事業収入



1、世帯全体の実収入

支給額が1カ月で約5万円(△8.57%)減少(年額60万円)

・世帯主の収入が大幅に減少(特に賞与(ボーナス))
・配偶者の収入は上昇(有業者の増加)
・他の世帯員収入の減少(定年後の親世代と同居、或いは若年者世代との同居や無職率上昇等)


2、事業収入の減少

勤労者世帯のうち、事業所得者の収入減少

→小規模店舗から大規模店舗への消費行動の変化
→高齢化による労働時間の減少(年金受給開始年齢到達で)


3、社会保障給付の上昇

実親との同居による年金収入の上昇や、
雇用保険の失業給付、傷病手当金等の上昇等



【支出の部】

主な上昇項目
・保険医療
・交通、通信
・非消費支出

主な減少項目
・食料
・被服及び履物
・その他の消費支出


1、消費支出が全体で減少傾向

消費支出が月額約3.5万円(年42万円)減少しているが、
これは収入の減少に伴うものであり、平均消費性向の項目を見てもわかるように
むしろ可処分所得に対する消費の割合は増加している。


2、食料費の減少

食料費の中には、米や肉・魚等の食材費以外にも
以下の項目が含まれている。

・酒類
・外食費(給食費含)
・飲料
・菓子類
・調味料
・果物
・中食(お惣菜)

これらが満遍なく減少している。


3、被服および履物の減少

低価格路線のアパレルが増加し、被服費用が比較的抑えられるようになった点も
挙げられるが、収入の減少と被服費は直結している(アパレルメーカーの業績変動から推測)ため、
不景気の影響で消費額を絞っている事も要因として挙げられる。


4、その他の消費支出の大幅減少

この項目には、小遣いや交際費、仕送り金が含まれている。
生活防衛上最も削られやすい支出と言える


5、非消費支出の増加

勤労所得税が40%も減少しているにもかかわらず、
非消費支出が増加しているのは、社会保険料の増加が挙げられる。
厚生年金、国民年金、健康保険、雇用保険等各種保険料の負担率が増加し、
1994年には無かった介護保険の保険料負担も加算されている。


【その他項目の注目点】

地方からの現物支給の減少(田舎から米や野菜を都会の子供に贈る等)
可処分所得の減少(非消費支出の増加と消費の減少以上の収入の減少)
黒字率の低下(世帯収入の減少から)


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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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