死後、親族に迷惑をかけたくない人向けの葬儀費用対策

死亡時の葬儀費用は地域の特性により様々であり、
地域習慣や、宗派によっても異なるため
一律でこうした方が良いというものはありません。

ですが、葬儀はあくまでも自分がどう送られたいかが根本にあり、
どのような葬儀であれば安く済むのか、事前に対策を講じる事は
本人の意思のもとであれば問題無いと考えます。

ですから、下記に記載する葬儀対策は、
あくまでも事前トラブル防止&親族に金銭面で迷惑を掛けたくない場合の
手法とお考えの上、お読みください。

最近は地方から都心部に進出後、そのまま地元に戻らないケースや、
長寿化や晩婚化、単身者の増加等の影響で様々な親族構成となり、
死亡時に近親者が近くにいない事や、遠縁の親族しか残っていない
というケースも見受けられ、事前の準備はますます重要になってきています。

自分が亡くなる時、現在の同居人や家庭の事情を把握している相続人が
必ず生きている保証はありません。

遺品整理時に、誤って生命保険証券が捨てられてしまう可能性もあります。
現金だってタンスの裏にでも隠していたら誰も分からないかもしれません。
そもそも、遠縁の方で遠方にお住まいの人しか親族が生きていなければ、
電話一つで遺品整理屋を読んで、大事な書類や現金ごと捨ててしまうかもしれません。
また、残された遺産で相続トラブルが発生する事もあります。


こういった悲しい事が無いようにする為にも、
事前に葬儀内容を決めておく事や、家族や親類と話し合う事、
遺品整理や葬儀費用にかかる費用を準備しておく事は重要なのです。



【葬儀対策その1 事前に葬儀内容を決めておく】

葬儀方法は自分が生きているうちに、
どのように送られたいのかを決めておく方が、自分の気持ちの整理もつきますし、
親族にとっても、決められた通りにお身内を送ってあげればよいので、
余計な心理的、金銭的負担を負わずに済みます。

また、突然の事故や病気で亡くなってしまった場合、
葬儀屋に騙されて法外な料金を請求されるような事も防ぐ事が出来ます。
これは、葬儀費用を安く済ませると言うよりは、
葬儀による様々なトラブルから親族を守るための事前準備とお考え下さい。



【葬儀対策その2 遺言書を利用した葬儀対策】

最近は遺言書キットなるものが発売される等、
死後親族にトラブルが発生しないようにするための事前準備として、
自筆証書遺言をお書きになられる方が増えてきました。

しかし、折角遺言書を書くのですから、財産の分配に関する事だけではなく、
死後の葬儀方法や埋葬地、埋葬方法についても書いておきましょう。

自分がして欲しい事、または家族へのメッセージ等は「付言事項」として、
法的拘束力は無いものの、親族がその内容を尊重し、
対応してくれるものとお考え下さい。


 ※御指摘がありましたので、一部訂正致します。
 自筆証書遺言書の場合、開封には家庭裁判所の検認が必要となります。
 この為、葬儀がご自分の希望通りに行われるようにする為には、
 遺言書とは別に添え状を残しておくか、検認作業の必要のない
 公正証書遺言書の作成をお勧めします。

 この場合費用が掛かる事になりますが、
 親族に迷惑の種を残さない為の保険料と考えると宜しいかと思います。




【葬儀対策その3 死亡保険よりまずは事前準備を】※2011.1.20修正

終身保険を死亡時の葬儀代として加入されている方は多いと思います。
しかし、そもそも自分の財産を有効に利用する事を考えるのであれば、
終身保険に加入を検討する前に、葬儀費用がいくらかかり、自分の希望の葬儀には
どの程度のお金がかかるのかを把握し、自分の葬儀費用を安く済ませるには
どうしたらよいのかを考えておく事も重要です。

そうすれば残りは遺品整理費用程度のため、多額の死亡保障を組む必要は無く、
貯金や公的保障で賄える余分な保障分は削る事が出来ますし、
その分の保険料として支払っていたお金も生前に利用する事が出来ます。


ただし、終身保険による死亡保険金は自分の指定した親族へ
確実に財産を残す事が出来る保険でもありますし、
相続対策で節税目的や遺産分割の代償分割用資金目的(※)で利用される方もいます。


その辺りは十分に考えて保障額を検討する必要があります。



※ 相続財産が家しかなく、親族一人が同居していてその親族がその家を相続する場合、
家を相続する代わりに、他の相続人には金銭を受け渡す手法を代償分割と言い、
その時に終身保険等で現金を用意する為に利用されます。

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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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