スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【スポンサードリンク】

FIA Japan主催 アルゴリズムトレードセミナーまとめ

セミナー名:「アルゴリズム取引の紹介― 誰が、どのように利用しているのか」
主催者:FIA-Japan
参加日時:2011年6月6日(月)
場所:東京証券取引所


個人投資家として、アルゴリズムトレードとはなんなのか?
また、実際どのような取引が行われているかの把握をするために、
上記のセミナーに参加してみました。


アルゴリズムトレードについてのパネリスト、
展示参加者一覧は以下のサイトでご確認いただけます。

http://www.fiajapan.org/www.fiajapan.org/contents/events/files/FIAJapanSeminarInvitation_June6_JP.pdf



それではセミナーで聞いた内容を抜粋してまとめていきます。(順不同)




【TRADING TECHNOLOGIES】

アルゴ取引には二つの形態がある

<アルゴ取引>

・執行型アルゴ
 →複雑な注文対応、大口注文のスライス

・自動取引システム
 →100%システムによる取引(人の判断が関与しない)

■執行型アルゴとは?

→事前に組み立てたストラテジーを執行するアルゴ

・スプレッダー(ペアトレード)
 →市場に発生した乖離のサヤを取る、同商品間・他商品間
 →地理的な原因のスプレッド、最高速度のスプレッドを利用する(FXのカバー先トレードで利用?)

・スライス注文
 →次元型(TWAP)枚数型(VWAP)アイスバーグ注文(hidden型)
 →マーケットインパクトを出来るだけ少なくするために注文を小口に分散し、
  それを時間分散して発注・あるいは市場の取引量に応じて
  発注数を決める等。アイスバーグ注文は大口注文を手口を
  隠しつつ発注ができる。初期発注ロット部分は時間優先と価格優先(気配表示分)、
  隠れた発注分(気配非表示分)は価格優先で約定。

・合成注文タイプ
 →各種トリガー発注(FXで言う所のIFD、OCO、IFO?)

・高度な複合的アルゴ
 →システマチックな取引
  →コンピュータがすべて決定
  →人の裁量や関与を排除
 →マーケットの固有の動向を捉える
 →瞬時の収益チャンスを認識する


※(個人的メモ)
 ここには書かれていないが、ペッグ型(最良気配に自動追随して指値注文)は
 気配の薄い板でよくみられるアルゴ

この辺りは「日本銀行金融研究所」のこちらの資料を参照
→http://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/10-J-26.pdf

 スライス注文のアイスバーグ注文は、マーケットメーカーが入った
 ETF等でよく見られる気がする。
 約定している筈なのに板状況に変化がない、
 あるいは自分の注文が先に入っている筈なのに約定していない場合等
 想定される状況を個人的に経験している。




【SUNGARD】

・証券取引と管制塔は似ている。
 →常に様々なリアルタイム情報を仕入れ、的確に航空機を誘導

・アルゴリズムトレードの基本システム

1、Strategy Formation 構成
 →どのストラテジーを組み合わせていくか?

2、Strategy Selection 選択
 →バックテストを繰り返し、最適と思われるストラテジーを選択

3、Strategy Execution 執行
 →選択したストラテジーでライブテストを実行

4、Strategy Assessment 検証
 →ライブテストの結果を検証し最適化する

1→2→3→4→1→・・・繰り返し


・常に同じストラテジーではない
 →検証後微妙に毎日変化している(市場の変化に合わせ常に最適化)
・見せ玉もストラテジーに含まれる
 →悪意のある見せ玉が含まれたストラテジーの存在も否定しない

・突然のクラッシュ(ブラックスワン)に対して普段から十分なリスクヘッジ戦略
 がとられているストラテジーは生存率が高い

※(個人的見解)
 基本的にはストラテジーに関しては人間が介在し、
 執行の部分のみ自動化された発注形態であるという印象。
 相場状況を読み取る経験や勘はある程度必要。
 
 やはりと言うか、見せ玉が含まれるストラテジーの存在は
 個人トレーダーは気を付けるべき。




【オートマチックトレード】

<個人投資家におけるアルゴリズムトレードの現状>

・アルゴリズムトレード型
・ミラートレード型

⇒個人型のアルゴリズムトレードとは、
 システムトレードを実行すること
  →過去のマーケットデータからテクニカル指標を計算、
   それに基づいて売買を決定

・アルゴリズムトレードのメリット
 →感情に左右されない
 →時間に左右されない

・アルゴリズムトレードを導入する為の障壁
 1、ストラテジーの構築
 2、コンピュータプログラミング
 3、PCの無人運転

 →ストラテジーを売買するマーケットもある
  (1本数万~数十万)

・ミラートレード型
 →プロトレーダーのロジック(売買ルール)を
  正しく鏡に映したように自動売買

※(個人的見解)
 個人投資家がアルゴを利用する場合はシステム開発を個人で行うには荷が重い。
 マーケット慣れしていないプログラマーが参入してきているのが現状。
 ストラテジーを購入する事もできるが、他人のシステムに
 自分の資産をリスクに晒す危険を取る必要性がある。




【東証担当】

・取引に関する応答速度
 →通常の取引参加者 数ミリ秒
 →東証プロキシミティサービス(東証Prox)392μsec
 →東証コロケーションサービス(東証Co-Lo)32μsec

 ⇒通常の取引参加者とコロケーションサービス利用者では
  100倍の応答速度差がある。

 ⇒ HFT(High-Frequency Trading:高頻度取引)向けサービス

・東証Prox、東証Co-Loの全取引に占めるマーケットシェア
 →発注45%、約定28%、売買代金36%

・実際に日本国債の引き下げがあった当日の反応
 →もっとも早かった情報発信後、4秒後には既に発注がピークを示す
 →4秒間を更に100等分すると、更に発注の波が数回起きている


※(個人的メモ)
 東証側はマーケットへの直結サーバーを提供し、
 流動性(アルゴによる板の厚み、価格形成のゆがみを修正)と売買高の上昇を狙っている。
 やはりアルゴを使わない限り、スピードでは勝ち目なし。
 特にHFTは板の薄い高ボラティリティ・高売買代金の銘柄が要注意か?
 板飛びに関してかなりの頻度でサヤ抜きに来るようだ。

 HFTについてはこちらを参考に→http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/b90293bda1b2e5c4653f9c6248321576 




【パネリスト談話】(聞き間違いはあると思われその点はご勘弁を)

・アルゴリズムの検証はあくまでも個人の見解を入れる(アルゴ側)
・時間軸を秒ではなく分足で行う(ディーラー側)
・人間の感情がトレードにとってのリスク(アルゴ側)
・システムの停止ルールを個人は設けていないこのため、利益と損失を繰り返している(アルゴ側から個人への意見)
・機械が完璧になることはあり得ない リスクを人間が管理を施す必要性(アルゴ側)
・個人であればよりシャープに、 厳しいリスク管理をする必要がある(アルゴ側から個人への意見)
・マーケットメーカーは売買高こそ多いがそれほど大きなポジションは持たないし、
 一度に大きなポジションを持たない(アルゴ側)
・ブローカーアルゴリズムの場合、緩やかなコントロールとなる(執行スピードは必要ない)(アルゴ側)
・先物やアービトラージはスピード勝負。(アルゴでなければ勝負にならない)オプションはまた別。(アルゴ側)
・マーケットの流れを見るスタイル。板を見ながらやる従来のスタイルも重視(ディーラー側)
・レイテンシの問題でスピードでは勝ち目無し。
 アルゴのシェアが拡大すれば勝ち目がどんどんなくなっていく(アルゴ側から個人への意見)
・結局はマーケット全体から得られる情報を判断材料とし売買していくことが必要(ディーラー側)
・機関投資家は人間を信じていない。基本的には全てアルゴ利用。
 ブローカーが全てタイプできないほどの注文量(をミスなくタイプできないという意味かと)(アルゴ側)
・日本のアルゴ取引のマーケットシェアは30%との発表だが、
 実際はすでに6~8割がアルゴである可能性(恐らくブローカーアルゴも含めてのシェアかと)(アルゴ側)
・アービトラージだと対アルゴで勝負にならない
 工夫を加えるなら異なる銘柄で取りに行く
 徐々に稼げなくなるのでまた別のストラテジーを考える
 板を見てしまうと勝てない(アルゴ側から個人へ)
・米国ではHFTが7割のマーケットシェア
・日本のマーケットシェアは15%程度?
・銀行の一部もHFTを一部プロットで利用?
・日本のアルゴはシステムトレードを自動化したようなものが殆ど
(自分があるいは一定のストラテジーを組んで執行のみをアルゴが行う)


以上、あまり纏まりがありませんが
参考までに。

※上記内容に関しては正確性を保証できません。
 ご自分の自己責任の範囲でお使い頂けますようよろしくお願いいたしします。
関連記事

【スポンサードリンク】

コメントの投稿

非公開コメント

記事内検索フォーム
プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

最新記事
月別アーカイブ
最近読んだお勧め本

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

アクセスカウンター
09/2/11~
twitter
RSSリンクの表示
リンク
相互リンク随時募集中!
カテゴリ
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。