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子ども手当見直し 旧・児童手当の仕組みを改正する形で決着か。試算表付き

本日、子ども手当の見直しが大詰めを迎えています。
日経新聞では以下のような報道があったようです。


「子ども手当見直し、民自公が正式合意 所得制限960万円」

 民主、自民、公明3党の幹事長と政調会長は4日、国会内で会談し、子ども手当の見直しで正式に合意した。中学生まで一律1人当たり月1万3000円の現行の支給額を、今年10月から年齢などによって区分を設けて変更する。(中略)焦点だった所得制限は来年6月から導入し、世帯主の税引き前年収960万円程度(夫婦と児童2人)を基準とする。所得制限の対象世帯には年少扶養控除を廃止する代わりに税額控除などの負担軽減策を検討する。今年10月からの具体的な支給額は、3歳未満と第3子以降(3歳~小学生)は月1万5千円、3歳~中学生は月1万円。(抜粋終わり)

参考URL:http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819481E2E6E2E2E78DE2E6E2EAE0E2E3E39790E3E2E2E2



制度の枠組み自体は旧・児童手当とほぼ同じであり、
そこに所得制限の上限変更と支給額の変更、
支給対象年齢の変更を行った形となっています。

では、旧・児童手当と現状の子ども手当、
そして新・児童手当の受取額の変遷をモデルケースを用いて
実際に計算してみましょう。




<家族構成>
 夫38歳 会社員(厚生年金加入者)
 妻36歳 専業主婦(第3号被保険者)
 第一子 5歳
 第二子 2歳


<各種所得控除の額>
 ・給与所得控除
 ・社会保険料控除 年収の13%
  (健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料)
 ・扶養控除(旧児童手当の時のみ考慮)
 ・配偶者控除
 ・基礎控除


<旧・児童手当対象の所得制限>
 扶養親族2+扶養対象配偶者1=3人→646万円

 ※給与所得控除後の金額から一律控除の8万円を控除可能
  つまり、給与所得控除後の金額が656万円(年収862万円)まで受給できる

 旧児童手当は3歳児未満は一律月額1万円支給(出生順の影響なし)
 一人目、二人目は5,000円、三人目以降は1万円
 (今回のモデルケースでは支給額が1.5万円となる)


<新・児童手当対象の所得制限>
 日経新聞の記事より、年収960万円の給与所得控除後の金額は744万円


以上が試算の条件となります。



※クリックで拡大


※年少扶養控除あり




※クリックで拡大


※年少扶養控除なし
※差額(1)は旧・児童手当受給時との受け取り差額




※クリックで拡大


※年少扶養控除なし
※現状では未決定のため、税額控除考慮せず
※差額(1)は旧・児童手当受給時との受け取り差額
※差額(2)は子ども手当受給時との受け取り差額



以上のようになりました。



旧・児童手当との差額で見た場合は年収が300~500万の世帯は受取超過、
600万~800万の世帯は支払い超過、960万までの所得制限に引っかからない
世帯は受取超過、それ以上の世帯は支払い超過です。

特に、高所得者層の負担増が予定されている為、
ここに税額控除を充てることが予定されています。


しかし、この受け取り差額には前年の所得税の支払額等で決定される
保育料等の差額分が加味されていません

その他、国民健康保険料が住民税ベースで計算されている家庭等では、
控除額が減少した分、明らかに負担が増加したままですから
その点も考慮する必要があります。

また、住宅ローン控除で住民税を含めて上限まで還付を受けていなかった人にとっては
逆に税額があった方が得である場合もありますので、
いずれにしても自分で計算してみるほかないという事になります。
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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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