道路交通法による自転車への罰則と歩行者接触事故の損害賠償請求について

自転車は軽車両です。

歩道走行時は特に歩行者に対して最大限の注意を払う必要があります。
また、様々な道路交通法ルールを守って利用しなければなりません。


そこで、「自転車安全利用五則」というものを警察が発信しています。



【自転車安全利用五則】

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外

2.車道は左側を通行

3.歩道は歩行者優先で、車道よりを徐行

4.安全ルールを守る
  ・飲酒運転は禁止
  ・二人乗りは禁止
  ・並進は禁止
  ・夜間ライトを点灯
  ・信号を守る
  ・交差点での一時停止と安全確認

5.子どもはヘルメットを着用




これらを守らなかった場合、どんな事があるのでしょうか?
道路交通法では各原則ごとに罰則を設けています。

概ね、軽いもので「2~5万円以下の罰金または科料(携帯、傘さし、イヤホン等)」、
重いもので「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金(酒酔い運転)

となっています。


自転車はルールを守って安全運転 「自転車の通行方法等に関する主なルール」(警察庁)
URL:http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/bicycle/index.htm




ただし、余程の悪質行為でない限りいきなり赤切符を切られる事はそうありません。
警察官に注意・警告された場合に従えば注意勧告で済む場合が殆どです。


だからと言って実際検挙され罰金が科されたケースもありますので注意しましょう。


ところで、このブログで焦点としたいのは上記部分ではありません。
私が注意しておきたいと思うのは、歩行者への接触事故・傷害事件についてです。



2010年8月21日(土)毎日新聞
「自転車側に高額賠償」歩道上の事故は原則、歩行者に過失はない
参考資料:http://www.kasugai-th.aichi-c.ed.jp/seitoshidou/shiryou/kougakubaishou.pdf



自動車の運転をされている方であればお分かりかと思いますが、
過失相殺が認められないというのは恐ろしいことであると感じて頂けると思います。

「歩道上走行時」というのは、歩道はあくまでも歩行者優先が原則であり、
自転車は原則車道を走らなければならないものの、車道走行には危険が伴う為、
ルールを決めて歩道上も走行可能としているものですから、
道路交通法で決められたルールを順守する必要があるわけです。

ルールを守らずに発生した傷害事件には原則過失相殺は認められないという
強い姿勢を示しているわけです。



では、その賠償額は?



概ね数百万から数千万円です。



そんな大金払えない!


そうも言っていられないのです。
事故を起こしたのは自転車運転者であり加害者です。
被害者である歩行者には十分な補償をしなければなりません。

だからと言って、歩行者に全く責任が課されないというのは
流石に重すぎる話です。


ここで、今一度上記記事の題名を見てみましょう。
「原則」過失相殺は認められないと記事にされていました。
つまり、例外もあるという事です。


例外に該当する可能性がある行為というのはどのような状況でしょうか?


あくまでも私見ですが、


歩行者の行動が通常走行をしていれば
十分に予見可能性があったか?



が焦点になると思われます。

つまり、自転車側は決められたルールを順守しているのは前提として、
歩行者側も注意して歩道を通行していたかどうかが裁量判断として絡んで来るわけです。


とはいえ、過失相殺がある程度認められたとしても、
その負担額は高額であることに変わりはありません


その負担を避ける為にも、
個人賠償積金保険(単独加入、或いは自動車保険や火災保険等に付帯可能)への加入や
自転車保険への加入を検討してみましょう。



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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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