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評価額の分からない骨董品を受け取った場合、贈与税はどうなる?

骨董品の鑑定番組を見てると、
人から骨董品を貰うエピソードが紹介されたりします。

でもここで少し疑問に思った事が...。
果たして、本来の価値が分からない骨董品を貰ったとして、
その贈与に関する申告をする必要があるのでしょうか?


贈与税は基礎控除として110万円まで非課税枠が設けられています。
ですから、掛け軸や陶器類でその額を超える事は
そうそう無いといえるかもしれません。
(以前は20万円~60万円でしたから、課税対象者はもっといた筈ですが...)

しかし、それ以上に価値がある場合もあるのが骨董品ですから、
本来なら受け取った人は贈与税の申告をしなければいけなかったはずです。
とはいえ、例えば世話になったお礼で受け取った品等について、
わざわざ本来の価値を調べたりするでしょうか?

番組等でも貰ってからそのまま保有していたものの、
価値が分からないので鑑定してもらう、という流れが殆どです。
その所有期間は数年単位から数十年単位と様々ですが、
相手の事を考えればすぐに鑑定したりするような事は
心情的にまり考えられないと言えるのではないでしょうか。


仮に110万円を超える贈答品(※1)を受け取った場合、
その贈与に付き申告しなければ、無申告加算税と延滞税が追徴課税されます。
(一応徴収権の消滅時効は6年、不正に免れようとした場合は7年です。(※2))

御厚意で頂いた贈答品に課税されると言うのもおかしな話ですが、
これが身内の話となれば贈与税逃れを目的として高い骨董品を渡すような
悪い事を考える人も出てくるわけですから仕方のない事と言えます。

さて、人様から頂いた骨董品の鑑定と申告義務履行。
どれ程の方が守っているか甚だ疑問と思ってます。

また、骨董品等は鑑定士やその時の経済状況によって容易に価値が変動する為、
その辺りも課税が難しいと言えるかもしれません。

少なくとも価値に気付いた方は自分から申告するようにしましょう。



※1 贈答品でも大学入学時や結婚祝い等、社会通念上相当と認められる範囲であれば非課税。
No.4405 贈与税がかからない場合(国税庁)
URL:http://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4405.htm

※2 贈与税についての更正、決定等の期間制限の特則(相続税法第36条)
URL:http://nzeiri.sppd.ne.jp/sozok/19/ho/36.htm
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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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