チャートだけ見ると錯覚を起こす不思議


まずは何も考えずに以下のチャートをみて下さい。






もし仮に地点A~Lの間で1区間だけ自由に投資できるとしたら、
貴方はどこに投資するでしょうか?


F辺りから急にチャートが上昇していますから、
F→G区間でしょうか?



或いは最後のK→L区間辺りでしょうか?




一つ自分の期間を選んだら、次のチャートを見て下さい。

















これは、各区間の値がひとつ前の区間からどの程度の変化倍率だったか
表したグラフを追加したものです。


つまり、赤い線の値が最も高い場所が最も高い上昇率を示した区間となります。


もうお分かりかと思いますが、

最も上昇率の高かった区間はA→Bの区間となります。



実際の値を表で見てみましょう。


【地点ごとの株価、変化倍率、変化額】
地点ごとの株価、変化倍率、変化額

株価の変化が最も大きかった地点はA→B区間の2倍です。
それ以降は徐々に変化倍率は逓減しています。

逆に、変化額はK→L区間が最も高く、
初期に比べて逓増している事が分かります。


株価が高かろうが安かろうが、
自分の手持ちの資金に変わりはありませんから、
最も上昇率の高い区間に投資する方が最も効果が高い事くらいは
誰が考えても分かる所ですが、なぜかチャートで見ると
そういう感覚が薄れてしまい、ある種錯覚を起こしてしまいます。


人間の感覚と言うのは意外と当てにならないものですから、
自分で調べて自分で考えましょうというお話でした。

おしまい



ちなみにこのネタは吉本佳生先生の、


数字のカラクリを見抜け! (PHPビジネス新書)(Amazon)


からアイディアを利用させて頂きました。

最近の流行ネタで丁度良かった事もあり、
読み始めて早速使わせて頂きました。


やっぱり読書は良いですね。
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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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