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女性と男性の結婚後の労働に対する意識格差

先日、以下のような記事を見かけました。


「「妻に稼いでほしい」2割・「私も稼ぎたい」5割」

「結婚後、妻に稼いでほしい」と考える男性は18・3%にとどまる一方、
「結婚後、自分も稼ぎたい」と考える女性は46・9%に上り、共働きの賛否を巡って
男女間の意識にズレがあることが、内閣府の調査で明らかになった。(本文抜粋)

引用元:読売新聞
URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120508-OYT1T00980.htm



なんと、男性の場合は妻に働いて欲しいと考えている割合が18.3%であり、
女性の46.9%とはずいぶんと意識の差があるようです。

最近は女性が専業主婦志望でも経済的な理由から共働きを選択している、
という世間評だったので違和感が残るデータでした。


実際の所、どのような調査でこういう結果が出たのでしょうか?


報道本文には書かれておりませんが、
どうやら以下のサイトのデータが引用されているようです。


【参考】「「男性のとっての男女共同参画」に関する意識調査報告書」(内閣府男女共同参画局)
URL:http://www.gender.go.jp/research/dansei_ishiki/index.html


上記サイトにある「概要版」の7pにはこう書かれています。


「(結婚したら)妻には出来るだけ稼いでもらいたい」

 このような役割期待は男性全体の2割弱が肯定している一方、否定するものは3割を超える。
特に既婚者においては年代が高いほど肯定する者が減少する一方、
男性の収入が増加するほど否定するものが増加し、妻に働くことに期待しない傾向がみられる。
 なお、女性においては「(結婚したら)自分も出来るだけ稼ぎたい」との回答は5割弱に上る。



確かに男性全体で見れば2割弱のようですが、
未婚と既婚、そして年収別で傾向が異なるようです。

そこで、男女ごとの未婚と既婚別のデータとそのギャップを
次の表で見てみましょう。


【妻には出来るだけ稼いでもらいたい(既婚未婚・年齢別)】




"そう思う"と答えた人は未婚男性で19.5%、既婚男性で17.8%でした。
逆に既婚男性の"そう思わない"は36.3%と、未婚男性に比べて高い数字が出ています。

また、20代に限定すれば、未婚の場合は"そう思う"が22.8%に対して"思わない"が25%、
既婚の場合は"そう思う"が33%に対して"思わない"が26.7%と逆転しています。

50代の場合は全体的に"そう思わない"の傾向が強く、更に「既婚-未婚」データを見てみると、
既婚の方が圧倒的に未婚者よりも"思わない"という意見が多くなっています。


これから読み取れるのは、若年層の場合は年収による影響を大きく受けている可能性と、
年齢が上がるごとに年収の影響を受けつつ、未婚者の場合は子供が欲しくはないが結婚はしたい、
と言う人と、自分が稼ぐから子育てに専念して欲しいと考える男性既婚者との意識ギャップが
このような結果につながっているものと推測します。

そこで、同調査(妻には稼いでもらいたいかどうか)の、年収による意識差を図でみてみましょう。


【妻には出来るだけ稼いでもらいたい(男性年収別)】




確かに、収入が増えると否定意見が増加しています。
先程も挙げた通り、収入が高く余裕があるから家事や子育てに専念してほしい、
と考えての判断である可能性があります。

事実、同調査結果の「家事は主に妻にしてほしい」かどうかの男性の収入別結果では、
収入が増えるごとに"そう思う"の比率が増加しています。


【家事は主に妻にしてほしい(男性年収別)】




このように、男性側は収入が少ない内は共働きを願い、
自分が稼げるようなら家の事はある程度妻に任せたい、
と考える傾向にあるようです。


逆に女性の場合は労働に関してとても前向きな意見を出しています。

よく、女性が労働出来る機会を増やせば労働生産性は向上する、という話が上がりますが、
少なくとも労働意欲に関してはその傾向がみられるようです。

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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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