デジタルは永遠ではない

たまに勘違いしてしまうのですが、
デジタルデータは永遠ではありません。

確かに何重にもバックアップすれば永遠に近い状況まで保存する事は可能ですが、
多くのコストを掛ける事で"限りなく永遠に近い"状態にするのが限度です。


例えばブログやSNSサービスです。
サービス提供元が倒産、或いはサービスの廃止を決定すれば、
その後、データが保障される可能性は低くなります。
(パソコン通信のPC-VANやNIFTY-Serveのデータを掘り起こそうとしても無理な話です)

また、突然保存先サーバーが故障して
データの復元が完全に出来ずにサービスを終了した「Doblog」の件を見てもわかるように、
どんなにバックアップ体制を敷いていても完全とは言い難い物があります。

個人レベルであればパソコンやテレビに外部接続し、保存先として利用している
ハードディスク自体が故障してしまえば、データを取り出すのも一苦労です。
雷が落ちたり物理的に破壊されると更に復元が難しくなります。


そもそも、耐用年数の問題もあります。
連続して稼働させる時間が長ければ長いほど、
また、直接ハードディスクから読み込みや書き込み回数が増えれば増えるほど
早期の故障につながります。

加えて、安定した電気の供給とデータを呼び出す対応機器そのものが無ければ
中身を見る事すら叶いません。

このように、デジタルだから長期保存が可能で安心とは言い難いという事が分かると思います。


そう考えると、自分の死後インターネット上で公開され続けるデータも、
有料であれば料金の支払いがストップするか、
無料であればサービスが継続されずに終了されるかすれば
自然と淘汰されていくことになります。

なんだか1万年後のコンクリート廃墟群を想像しているような話ですが、
結局はデジタル上にも永遠は存在しないという事はお分かり頂けるかと思います。


家電も普段の生活もかなりの範囲がデジタル化・IT化している昨今、
デジタルへの過信はリスクが高い、という事は少し気を付けておいた方が良いでしょう。

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No title

これは重要ですよね。

個人持ちデータの長期保存を検証するには電子化の歴史が浅すぎますが、今後は課題になるかもしれません。(もしくはクラウド化が進んで個人データがクラウドの中…となって自然に解決するかも)

No title

>吊られた男さん

個人保存データに関してはクラウドで解決もあるかもですね。
ただ、無料サービス依存系は最終的には企業側の体力次第であり、
バックアップ体制等の不備で悲しい事になる可能性は変わりないかもです。

恥ずかしい趣味系のサイトがあればむしろ消してくれと言う人もいるかも(笑)
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プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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