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「証券税制にかかわるアンケート(インターネット証券4社共同実施)」を読んで

先日インターネット証券大手4社が共同で
個人投資家に対して証券税制についてのアンケートを募っていました。
その結果が本日公表されていました。



【参考】「インターネット証券4社共同実施「証券税制に関わるアンケート」の結果について」
(カブドットコム証券)
URL:http://kabu.com/company/pressrelease/2012/20120607.asp

【参考】「添付資料」
URL:http://kabu.com/company/pressrelease/2012/img/0607/20120607.pdf(PDF)


調査方法及びアンケート結果は上記リンク先でご覧頂くとして、
内容を拝見した上で意見をいくつか挙げたいと思います。



■Q2の回答3「譲渡損失の繰越控除の適用期間の延長」56.4%


これは私も常々思っているのですが、
法人の欠損金に関する繰越期間が9年間に改正されたばかりだというのに
なぜ個人や個人事業主の欠損分は3年間で固定されたままなのか不思議な所です。
(そもそも法人の欠損金は5年から7年に一度改正されています)

リスクを取っているという点では個人も法人も変わらないのではと思うのですが...



■Q3の回答3「みなし譲渡損について」肯定回答63.3%

通常、株券は譲渡しなければ損失が確定しません。
最終的に100%減資等で無価値化処理される株券についても同様です。

その為、上場廃止日までに市場内で売却するか、
市場外取引を利用して売却する作業を行わなければ
譲渡損が確定できなくなってしまう為、
他の譲渡益との損益通算が出来なくなってしまいます。

現在は特例措置として、特定口座をお持ちの方で尚且つ特定管理口座を開設している方は、
上場廃止が決定した株券等を上場廃止日まで譲渡する事なく保有していたとしても、
一定の経過の後、"みなし譲渡損"として損益通算が出来るようになっています。

しかし、一般口座の場合はこの制度がありませんので、
最終的に必ず売却する必要があるわけです。


松井証券では整理ポスト指定後も入庫受付及び立会外取引として
売買処理を受け付けていますが、これも"上場廃止される前"のお話です。

【参考】「整理ポスト銘柄の立会外取引開始について(松井証券)」
URL:http://www.matsui.co.jp/news/topic/archive/20030530.html


全く寄り付かずに廃止されるケースもありますので
確かに、譲渡が確定しないとみなし譲渡損が利用できない一般口座の人にとっては
著しく不利な制度とも言えるかもしれません。

(電子化される以前は上場廃止後、投資先企業の株券が出庫される為、
譲渡を確定する方法はあったとも言われています。)



■Q5日本版ISA(非課税口座)について 理解している9%

どうやらまだ認知度は低いままのようですね。

詳しい解説は以下を参照。

【参考】「日本版ISAとは?」(日興アセットマネジメント)
URL:http://www.nikkoam.com/fund-academy/isa



■Q10 非課税口座での取引可能な商品について

レバレッジ型と通常の上場投資信託等が選択肢内で一緒にされている為、
ハイリスク型に利用したいのか、安定型に利用したいのか分かりずらくなっていますが、
どの投資先にも万遍なく投資意欲が振り分けられています。



■Q11回答1 配当等により金銭の受け取りが発生した場合の二重課税の解消 肯定回答78.2%

配当控除や譲渡損失との損益通算導入により多少影響が緩和されているとは言え、
二重課税の解消希望者は多く存在しているようです。
この辺りは以下を参照。

【参考】「法人・個人段階の配当二重課税の各種調整方式」(大和総研 制度調査部)
     URL:http://www.fsa.go.jp/singi/zeiseikenkyu/siryou/20100618/04.pdf(PDF)



ちなみに回答3の資本剰余金配当金に関する取得原価の修正については以下を参考に。

【参考】「資本剰余金を原資とする配当のお取扱について」(SBI証券)
URL:http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/service/pop6040_shihonyojyou.html



恐らく今回の設問は以前行われた「個人投資家 株式市場活性化アンケート)」の
自由回答欄をもとに作成されたものと思われますが、より具体的な希望数字として
何が求められているのかが、ある程度把握できたように思います。



【参考】「ネット証券3社共同「個人投資家 株式市場活性化アンケート」について思う事」
URL:http://fpdiary.blog23.fc2.com/blog-entry-233.html
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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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