夏のボーナスから見る企業規模・業種別支給率と支給額

そろそろ夏のボーナスが支給される時期です。
本日の日経新聞にもボーナスについての記事が掲載されていましたが、
果たしてボーナスと言うのは皆が皆貰っている物なのでしょうか?

また、支給を受けていたとしても
自分の業種の平均額はどの程度なのでしょうか?


その辺りを以下の二つの資料から探ってみようと思います。

【参考】
「平成23年賃金引き上げ等の実態に関する調査の概況」(厚生労働省)
URL:http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/jittai/11/dl/06.pdf(PDF)

「中小企業の夏季ボーナス支給状況(2011.7.4)」(大阪市信用金庫)
URL:http://www.osaka-shishin.co.jp/houjin/keiei/pdf/2011/2011-07-04.pdf(PDF)


厚生労働省の資料は従業員が100人以上の企業についてまとめられていますので、
それを補う形で大阪市信用金庫の50人以下の資料を用いる事にします。


それでは、夏のボーナス支給状況は以下の通りです。


※全て平成23年夏の統計データ

【企業規模・業種別ボーナス支給概況(100人以上)】

<企業規模別>


<業種別>




【企業規模・業種別ボーナス支給概況(50人以下)】

<企業規模別>


<業種別>



上記表から言える事は、

■企業規模と支給率・支給額は比例している
■20人未満の小規模企業になると支給率が5割に満たない
■インフラは支給率100%で支給額も高い
■企業規模の大きいサービス業は支給率・支給額ともに低いが
 規模が小さい場合は支給率が同規模間の平均値を上回っている


等が挙げられます。

中小零細は通常の給与を支払うのがやっとでボーナスを出す余裕がない、
或いは一人社長でボーナスを出さずに役員報酬等で調整している、
というケースも考えられます。

いずれにしても、企業規模でボーナス支給率が大まかに把握できる傾向にあるようです。



更に、大阪市の資料を元に
中小企業のボーナス支給推移をまとめると以下の通りになります。


【ボーナスを支給する企業割合の年次推移(中小企業)】

中小企業ボーナス支給割合年次推移


ここ10数年で中小企業の平均支給額は微減です。
ですが、支給企業の割合はITバブル時の93.8%から50.8%まで落ち切っています。

同資料内には支給額を決める目安が挙げられているのですが、
約9割の企業で業績連動を想定しており、中小企業の苦境が伝わってきます。

この間、ボーナスを軸とした家計の赤字調整や住宅ローンの返済等を想定していた家庭は
かなり苦しい生活を強いられたことでしょう。


ボーナスは貰えて当たり前と言う意識からなるべく距離を置き、
支給額の減少や支給廃止リスクに対して一度、考えてみるのも良いかもしれません。
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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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