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所得税よりも支払っている税金がある? -消費と税の関係-

世間でよく話題になる税金と言えば所得税や法人税、住民税や消費税です。

中でも、給与として受け取った年収から直接引かれる所得税や住民税に関しては
関心の高い人も多いと思います。

また、消費税の増税が叫ばれる中、
所得に関係なく生活していて負担となる税金に対しても世間の目が向き始めました。


そこで、いわゆる"消費課税"と呼ばれる分類の税金を中心に、
実際の生活ケースを例示し、どの程度の税負担が生じているのか
計算してみる事にしましょう。


その前に、日本にはどのような税目があるのかを簡単に確認してみましょう。


【国税や地方税の課税分類】




【参考】「国税・地方税の税目・内訳(財務省)」
URL:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/001.htm


それにしても様々な分類の税目がある物です。
特に"消費課税"には聞いたことが無いような税目があったりしますね。


では実際のケースと計算に移りましょう。


例えば以下のような状況の人がいたとします。

■タバコ 一日1箱 年間365箱
■お酒 一日ビール500ml1本 年間365本(182.5L)
■ギャンブル 毎週馬券に1万円(払戻金は考慮せず)
■ゴルフ 2週に1度
■自動車 年1万km 年間給油量約667L(15km/1L)



この生活を維持する為にどの程度の税金を負担しているのでしょうか?



<年間で取られる消費課税等の総額>



■タバコ

1箱あたりの金額(410円の場合)

・たばこ税(国)106.04円
・たばこ税(地方)122.44円
・たばこ特別税16.40円
・消費税19.52円

合計264.40円


納税総額:365箱×264.40円=96,506円


【参考】「たばこの税負担内訳(JT・日本たばこ)」
URL:http://www.jti.co.jp/knowledge/tobaccozei/futan/index.html




■お酒

ビール(発泡性酒類)1L当たり

・酒税 220円
・消費税 265円×2本×5%=26.5円
(※500ml缶1本小売価格265円で計算)

合計246.5円

納税額:182.5L×246.5円≒44,986円



【参考】「酒税の税率(財務省)」
URL:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/123.htm




■ギャンブル

馬券100円のうち、10円分が国庫納付金(国税)


納税額:1万円×52週×10%=52,000円



【参考】「馬券の発売金はどのような用途に使われるのですか?(JRA)」
URL:http://jra.jp/faq/faq02.html#q1_14




■ゴルフ

ゴルフ場(3級施設)は1,000円


納税額:1,000円×26週=26,000円



【参考】「都税:ゴルフ場利用税(東京都主税局)」
URL:http://www.tax.metro.tokyo.jp/shitsumon/tozei/index_h.htm




■自動車

乗用自動車(自家用・総排気量2L以下)1年辺り

・自動車税 39,500円
・自動車重量税 4,100円

合計43,600円

(※自動車取得税、検査登録印紙等除く)


ガソリン1Lあたりの税金

・揮発油税 48.6円
・地方揮発油税 5.2円

合計53.8円


納税額:43,600円+53.8円×667L≒79,485円


【参考】「自動車税について(東京都主税局)」
URL:http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/car.html#j_8

【参考】「平成24年度税制改正大綱(4/4)(財務省)」
URL:http://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2012/24taikou004.html

【参考】「揮発油税等の概要(国税)(財務省)」
URL:http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/132.htm





【納税額合計】

ここで、上記の各計算結果を合算してみましょう。


■タバコ 96,506円
■お酒 44,986円
■ギャンブル 52,000円
■ゴルフ 26,000円
■自動車 年1万km 79,485円



合計 298,977円


うーん...凄い金額ですね。


ちなみに年収500万円、妻1人(専業主婦)子ども1人(16歳以上19歳未満)の
概算の課税所得は約200万円ですから、この家庭の所得税・住民税の納税額と
ほぼ同一の水準を消費によって負担している事になります。


さて、お気づきの方も多いかと思われますが、
上記に挙げた例は、所謂若者が消費しなくなったと言われている分類の消費財です。

税金面で見れば、若者は賢い消費行動を取っていると言っても良いかもしれませんね。


【参考文献】




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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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