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信用取引残弾数無限大?金融商品取引法の改正案について

株式の信用取引制度が大幅に変わるかもしれません。

信用取引とは、例えば100万円の自己資金があった場合、それを証券会社に保証金(担保)
として差し入れる事で約3倍の資金を貸し出してくれる制度なのですが、
通常、その貸出枠を全て使用した場合は例え買った株をその日に売却したとしても
同日中に置いては新たな貸し出しがされない事になっています。(通常、翌日に回復)



例)100万円の保証金で300万円の信用枠が与えられたとき

【売買】
7月17日 買いA株 100万円
7月17日 買いB株 200万円
7月17日 売りA株 105万円(同日中に売却)

【貸出枠】
7月17日 ゼロ(全て使い切っている為)
 ↓
(翌日)
 ↓
7月18日 115万円(A株売却分だけ回復(利益は保証金に))

※証券会社によって異なる

【参考】「取引ルール(信用決済に係る益金について参照)」(松井証券)
URL:http://www.matsui.co.jp/service/margin/rule.html


となるのですが、金融庁側の改正方針の内容を見てみると、
以下のように改正する案が出ています。


例)100万円の保証金で300万円の信用枠が与えられたとき

【売買】
7月17日 買いA株 100万円
7月17日 買いB株 200万円
7月17日 売りA株 105万円(同日中に売却)

【貸出枠】
7月17日 ゼロ(全て使い切っている為)
 ↓
(A株売却後)
 ↓
7月17日 115万円(A株売却分だけ回復(利益は保証金に))


となるようです。

つまり、日計り取引(同日中の決済)が、保証金がある限り永遠と出来てしまうわけです。


もちろん取引手数料や信用取引で借りるお金の金利負担はありますので、
取引すればするほどそれらの費用もかさむのですが、
取引したいけど枠が無いから取引できないというケースがこれで少なくなるわけです。

正し、その分損失を被るリスクも高まりますのでご注意を。



(以下金融庁のパブリックコメント募集文章から抜粋)

○信用取引に係る保証金の算定基準時の合理化を図るため、 以下のとおり見直しを行うこととする。

(1)信用取引に係る保証金の引出し等
 信用取引について反対売買を行った場合には、その約定時点において、顧客が証券会社に預託している当該信用取引に係る保証金(当該反対売買による損失等を除く。)を引き出し、又は新たに行う信用取引に係る保証金として利用すること等を可能とすることとする。

(2)反対売買による利益の取扱い
 信用取引について反対売買による利益が生じた場合には、その約定時点において、当該利益を、信用取引に係る保証金の額に加算し、新たに行う信用取引に係る保証金として利用することを可能とすることとする。

【参考】「金融商品取引法第百六十一条の二に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(案)」の公表について(金融庁)
URL:http://www.fsa.go.jp/news/24/syouken/20120710-1.html
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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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