年齢階級別受療率と一人あたり医療費(入院・外来別)

【参考1】「平成22年度・医療給付実態調査(厚生労働省)
【参考2】「平成20年患者調査

の2つの資料から、2008年のデータを用いて年齢階級別受療率と、
その階級に該当する一人当たり医療費を入院と外来別にまとめてみました。



※「受療率」とは?
 
 ある特定の日に疾病治療のために、すべての医療施設に入院あるいは通院、
 又は往診を受けた患者数と人口10万人との比率を「受療率」という。
 患者調査によって、病院あるいは診療所に入院又は外来患者として治療のために通院した
 患者の全国推計患者数を把握し、「受療率」を算出する。


   受療率=1日の全国推計患者数
――――――――――
10月1日現在総人口
×100,000

※「厚生統計に用いる主な比率及び用語の解説」より




【統計上の注意点】
※医療保険制度の全ての保険者に係る全ての診療報酬明細書及び調剤報酬明細書が対象
(レセプト外診療は対象外(労災保険適用・予防医療・妊娠、分娩・特殊な薬や治療法(保険外診療))
※保険適用内診療の為、自己負担割合は団体・地域・年齢ごとに0~3割となる。


【年齢階級別受療率と一人あたり医療費(入院・外来別、歯科除く)】

<入院>


【入院】

受療率推移を見ると、0歳時をピークに減少し、5~14歳までが同水準、
その後かなり緩やかに上昇し、55歳から69歳の間に若干ピッチを上げ、
70歳以降になると急激な上昇を見せています。

一人当たり医療費も年齢と共に増加し、特に70歳以降は大幅な上昇がみられ、
後期高齢者医療の対象期間はかなりの金額に上っています。(実際は1割負担)

また、国保加入者は他の医療保険制度加入者に比べて大幅に一人当たり医療費が高い傾向があります。
これは同統計資料の加入者ごとの疾病分類別医療費を参考にする限り、
精神及び行動の障害による医療費が大きい為、その状態になった人が
被用者保険を脱退し、国保に再加入している影響ではないかと思われます。





<外来>


【外来】

受療率を見ると9歳までにピークがあり、10歳以降は一旦下がった後、
49歳まで緩やかな上昇を見せています。50歳以降から徐々に増え始め、
79歳までにピークを迎えた後、徐々に減少傾向となります。

一人当たり医療費は79歳までは入院よりも外来の方が高く、
ピークは84歳辺りとなっています。




また、この二つの医療費を合算して、
生涯にかかる医療費を計算した結果が以下の通りです。

【一人あたりの年齢階級別累積医療費(協会けんぽベース)】


性別ごとの60歳時平均余命ベースなら、
男性は約2,042万、女性は2,520万の累積医療費帯に入る事になります。

もちろん自己負担額は0~3割となり、実際に支払う医療費とは異なりますので
その点は御注意下さい。


例えば、出産費用含め中学校までの医療費が無料になったと仮定し、
15歳から69歳までが3割負担、70歳以降が1割負担とした場合の
累積医療費は表の右側にある通りとなっています。
(自由診療分や歯科治療費等は除く)

あくまでも平均として見た場合は生涯の医療費は4~500万円
自己負担として背負う金額として見ればよいでしょうか。


実際は高額療養費や健康保険の付加給付などもありますので
この数字にそこまでの意味はありませんが、
傾向として知って置くとよい数字として紹介いたしました。
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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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