JR東日本主要駅(東京周辺)の1999-2011年における乗車人員推移



最近この駅前商店街廃れたなぁ・・・

あの商業施設が出来てから、この駅人増えたよねぇ・・・


電車を頻繁に利用している人は、そんな思いを一度は抱いた事があるかもしれません。
そこで、JR東日本が公開している「各駅の乗車人員」の数値を用いて、
1999年度から2011年度までの乗車人員推移を表とグラフ、
その増減理由も含めて少し見て見ましょう。

まずはギネス公式サイトによると、
1日平均乗降客数が364万人もいるという世界一忙しい駅である新宿駅です。






この数字は"乗車人数"ですが、それでもJR東日本内で貫禄の1位です。
とは言え、1999年度やピーク時の2007年度に比べて、2011年度は人数を減らしています。

やはりサラリーマンの居酒屋や飲食店の利用減少が主原因でしょうか?
新生銀行の「2012年サラリーマンのお小遣い調査(PDF)」を見ると、
2008年の1カ月の飲み代は17,672円、外食回数は3.8回に比べ、2011年は10,260円と2.9回に減少しています。
(ちなみに2012年は6,943円と2.4回)

この状況は、同じように繁華街である渋谷駅でも見て取れます。






やはり全体でみると減少傾向にあります。
こちらは、若者自体の減少も影響しているかもしれません。

それなら、上昇している駅はどこでしょうか?

まずは品川駅です。







基本的には右肩上がりの上昇を続けています。
特に2003年辺りから顕著な動きを示しているのは新幹線の開業効果です。
それを前後する形で港南口の再開発がおこなわれていた為、
利用客数は他と異なり直近でも横ばいが続いています。

さて、更に輪を掛けて上昇率が高いのは大崎と秋葉原、そして武蔵小杉です。












大崎は2002年から埼京線や湘南新宿ライン、りんかい線が開通しています。
また、駅の東も西も再開発が進み、特に西側ではソニー工場の跡地などに
様々なタワーマンションやオフィスビルが建設されました。

秋葉原は2005年開通のつくばエクスプレス、武蔵小杉は2010年の横須賀線駅開業が主な理由です。
それ以外にも前者は都市計画による大幅な駅前再開発や2004年の電車男を火付け役とするサブカルブーム、
アジア客の増加等が相当程度影響しており、武蔵小杉も社宅や工場跡地に建てられた
タワーマンションによる人口増加が寄与しているものと思われます。


では、その煽りを受けて大幅に減少した駅はどこでしょう?
それは、御徒町や御茶ノ水、神田や浅草橋です。













これらの駅は全て秋葉原の隣接駅です。
東西は総武線・中央線各駅、南北は京浜東北線・山手線で直結しています。

マクロでみた東京の総人口は増加傾向が終わっていませんが、
ミクロで見た場合の人口動態は、意外にも隣接地域に影響を与えてしまうレベルまで
来てるのかもしれません。

もちろん、あくまでも"JRの乗車人数"ですから、
これがそのまま周辺地域の人口動態に直接的な影響を与えているとは言えませんが、
十分参考になるデータかと思います。
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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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