FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【スポンサードリンク】

ETF・ETNは1日の売買代金だけで流動性は判断できない

5月末現在、証券取引所に上場しているETFは137銘柄、ETNは19銘柄あります。

これだけ様々なETF・ETNが導入されているにも関わらず、
見向きもされないまま放置されている物も中にはあります。

そう言った銘柄は日々の売買代金ベースで見ると記録上は殆ど商いが無い為、
売りたいときに売れない、買いたい時に買えない、いわゆる流動性のリスクが意識され、
ますます投資家に敬遠されがちになっています。


しかし、日本のETF等にはマーケットメイカーと呼ばれる証券会社等による売買の注文が、
ETF等の原資産価格の変動(日経平均連動型ETFであれば日経平均の値動き)
に合わせて価格を変更しながら出されている場合があり、
日中の取引が無くても常に多くの注文が板状況に反映されている事があります。

例えば以下の画像を見て下さい。


【NEXT NOTES 日経・TOCOM 金ベア ETN(2037)】

※HYPER SBIより

この銘柄の日中の売買代金はゼロでした。(2013年6月17日)
しかし板状況を見ると、多くの売買注文が出されている事が分かります。


例えばこの銘柄を1,000万円買いたいと思えば、10,170円なら約984枚ですから、
1,526枚出されているので全てその値段で買うことが可能であり、
その逆に984枚(約1,000万円分)売りたいと思えば、10,110円の板が1,440枚ですから、
全てその値段で約定させる事が可能となるわけです。

金のベア(日々の金価格に-1倍で連動)がどの程度市場に必要とされているかはさておき、
流動性は売買代金だけでは判断できないという事が分って頂けると思います。


そこで、現在上場している全ETF・ETNの日中の板状況から、
マーケットメイカーが出しているであろう売りと買いの指値とその枚数を集計し、
売買スプレッド(※1)と売買吸収可能額(※2)を算出し、
買いの吸収可能額が大きい順に並べた上位30銘柄が以下の通りです。

※1 先程の金のETNであれば、10,170÷10,110=0.59%のスプレッド(乖離)があるとする
※2 先程の金のETNであれば、買い10,110×1,440枚=14,558,400円(売買吸収可能額)とする


【ETF・ETNマーケットメーカーの買い注文金額ランキング】

※マーケットメイカーの注文かどうかは日中の板の動きから感じた個人的見解です。


流石に日経平均やTOPIX連動型のETFが多い印象ですが、

■NEXT NOTES ETFシリーズ
■NEXT FUNDS (TOPIX-17)上場投信シリーズ

等は、売買代金が100万円以下にも関わらず、
それなりのスプレッドで売買吸収可能額も高い結果が出ており、
本来ならもう少し利用されてもおかしく無いような気がします。

逆に、12位の1312や19位の1573、22位の1572などはスプレッドが3%以上開いており、
取引コスト自体が高すぎて積極的に商いされない理由が分かるかと思います。


以上のように、必ずマーケットメイカーが注文を出してくれるとは限らないものの、
流動性議論はこうした実際の状況から判断する事も大事だという点も
頭の隅に留めておきましょう。
関連記事

【スポンサードリンク】

コメントの投稿

非公開コメント

記事内検索フォーム
プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

最新記事
月別アーカイブ
最近読んだお勧め本

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

アクセスカウンター
09/2/11~
twitter
RSSリンクの表示
リンク
相互リンク随時募集中!
カテゴリ
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。