証券会社と言えば兜町?本店所在地分布を見てみよう

兜町と言われてまず思いつくのが"株式取引の中心街"、
そして"証券会社が密集している"というイメージがあるかと思います。


実際、東京証券取引所の住所は「東京都中央区日本橋兜町2番1号」ですから、
この周辺にはさぞ多くの証券会社があるのだろう...

と思いたい所ですが、証券取引所内での場立ち取引も1999年に廃止され、
今や取引も電子化されている昨今、取引所の近くに本店を置く理由が
あまり無くなっていますから、実際はイメージ通りには行きません。


そこで、日本証券業協会の資料から、東京都に本店所在地を置く
国内籍の証券会社(外資系の国内法人含む)の総数155社を調べ、
本店所在地がどこで登録されているかをまとめた物が以下の数字です。


<10社以上が集中する地域>

・東京都中央区日本橋 45社
(うち、東京都中央区日本橋兜町 10社)
・東京都千代田区丸の内 22社
・東京都港区六本木 12社
・東京都千代田区大手町 10社

<23区分類>

・中央区 63社
・千代田区 43社
・港区 36社
・渋谷区 7社
・新宿区 4社
・品川区 2社

【参考】日本証券業協会会員名簿(金融商品取引業者)より


兜町は155社中わずか10社、全体の6%強に過ぎませんでした。
比較的多いのが丸の内と大手町の東京駅周辺です。

最近は駅舎の建て替えや地下街、丸ビルやKITTEによって
観光色が強まってきていますが、基本的にオフィスビル地域であり、
特に銀行や保険会社の本社が密集する金融街が本来の姿です。

それもあって、この辺りの本店を置く証券会社は概ねホールセール系
(大口法人・機関投資家向け)業務が中心で、
個人向けは主に富裕層向けのみ行っている所が多くなっています。


ちなみに、個人投資家のネットトレードでよく利用する
主な証券会社の本店所在地は以下の通りです。


・SBI証券(港区六本木)
・カブドットコム証券(千代田区大手町)
・楽天証券(品川区東品川)
・マネックス証券(千代田区麹町)
・GMOクリック証券(渋谷区桜丘町)
・松井証券(千代田区麹町)


兜町が1つも無く、日本橋にも無い点が目に付きます。
楽天証券やGMOクリック証券はネット関連のグループ会社と
同じ場所に置いている関係で、他とは異なる地域で活動しています。

ちなみに麹町に本店を置く証券会社は他の証券会社含め、
マネックス証券と松井証券しかありません。
この辺りは経緯を知りたい所ですね。
関連記事

【スポンサードリンク】

コメントの投稿

非公開コメント

記事内検索フォーム
プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

最新記事
月別アーカイブ
最近読んだお勧め本

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

アクセスカウンター
09/2/11~
twitter
RSSリンクの表示
リンク
相互リンク随時募集中!
カテゴリ
QRコード
QR