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高付加価値商品開発が高負荷価値に? PBブランドの攻勢と商品開発

前回の不景気から2007年程にかけて、デフレ傾向が続いていた日本市場で
企業が消費者に、より高い商品を買ってもらおうと商品開発にあるキーワードを用いました。

そうです、「高付加価値商品」です。

ライバル会社との差別化を目的とするだけでなく、
モノ自体の価格が下落する中で、拘りの消費行動を行う消費者の満足度を得て、
高くても買いたいと思わせる商品開発に各社しのぎを削りました。

結果、利便性では携帯でテレビが見れるワンセグ携帯や、スイカやエディ等電子マネーの導入。
健康志向を捉えたスチーム式のオーブンレンジ・シャープのヘルシオや、
花王のヘルシア緑茶・サントリーの黒烏龍茶等、特定保健用食品。
生活用品では資生堂のシャンプーツバキや王子製紙の鼻セレブなど、
様々な高付加価値商品が生み出されました。
これらはいずれも市民権を得ています。

その反面、不景気の再来と共に低価格商品への根強い消費動向も伺えます。
中でも、プライベートブランド商品(PB商品)と呼ばれる大型小売店自らが商品開発し、
販売する独自商品がここ数年顕著に売り上げを伸ばしています。

PB商品の開発は至ってシンプルです。
「安くて良い物をどうやって消費者に提供するか。」
この一点に限られます。

PB商品は日本の小売業特有の仲卸を通さず、
商品開発は自社またはナショナルブランド(NB)と共同で行い、
生産は国内メーカーに頼んでいるので国産扱いとなる為、
ナショナルブランド商品(NB商品)と中身は殆ど同じなのに
安く提供できる点が最大の強みとなります。
(国内メーカーと言っても最近は普通に中国産品が原料だったりしますが)

国産という付加価値、そしてNB商品と大差が無いという付加価値で
PB商品はそのシェアを拡大し続けています。

メーカー側も、大量に発注・全て買い取りという生産方式の為、
自社ブランドの商品が売れずに工場ラインがストップするような昨今では
大量の受注を一括・短期で処理できる為、他商品に対する固定費用の低減効果も期待でき、
一定のメリットは存在しています。

そんなPB志向の消費同行者が増える現状では高付加価値商品の中でも、
当然消費者のニーズにマッチしていない商品が多数存在します。

例えば携帯電話ですが、
皆さん、携帯電話の分厚い説明書をお読みになった方、いらっしゃいますか?
殆どの人が始めにメールの打ち方や電話帳の登録など、
ごく一般的に利用する範囲内でしか読んだ事はないと思います。
説明書なんていらないよ!って人も中にはいらっしゃいます。
習うより慣れろ、ですね。

そんな携帯電話、貴方の携帯で一体何ができるのか、
把握している機能はどのくらいありますか?
通話やメール、iモードや写メール、アプリに目覚まし等々。
精々10前後が普通でしょうし、普段使ってる機能もその程度だと思います。
しかし説明書を読むと様々な機能が所狭しと書いてあります。
上記に上げたうち、インターネットを利用しないのであれば、
通話、メール、デジカメ代わり、目覚まし時計代わりしか使わない人もいるというのに。

高付加価値商品を多機能という点で追求してしまうと、
開発者の自己満足で終わってしまい、ユーザー無視の無駄な開発競争が
端末自体の価格を押し上げ、結果消費鈍化に繋がるのです。
特にこの傾向が強いのが家電関連でしょう。
レンジしかり、洗濯機しかり、テレビや録画機器しかり。
ビデオ録画すら出来ない人が、ブルーレイレコーダーをLRモードで録画し、
DVD-REだBD-Rだのディスクにダビングするとか、
BD-Rはライトワンスだから上書きできないとか、
デジタル放送はダビング10だからコピーワンスなんですよーとか言われたって
なんのこっちゃわからんわけです。

モノが売れないのでは無く、買っても使えない・使い方がイマイチわからない商品なのに
やたらと高い、ですから買いの手も伸びないのだと思います。

PB商品はその点、安い・国産・安全の分かりやすい指標がありますから、
多くの消費者に受け入れられ始めているのだと思います。

「高付加価値商品」が消費者にとって「高負荷価値商品」とならないよう、
もう少し消費者の目線に立った商品開発をする事が
今後の低消費社会では大事なのではないでしょうか。
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楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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