マクドナルドその場で現金100円キャッシュバック 外食産業の値下げ競争再び

4月16日から4月27日まで12日間限定で午後五時以降のバリューセットと共に
単品バーガー1個を購入した場合、100円がキャッシュバックされる
キャンペーンを発表しました。

何故100円引きでは無く、100円キャッシュバックなのかというと、
単純にバリューセットを100円引く場合、
元々600円売上があるはずが500円にしかなりませんが、
600円のバリューセットに100円以上のバーガーを買ってもらえば、
売上は700円を超えることになります。

キャッシュバックした100円分は販売促進費または広告費宣伝費になるので、
その分を損金算入可能となります。
日本の法人税の実効税率は40%なので、
100円の損金につき40円法人税を払わないでよくなるわけです。
つまり、100円値引きするよりも売上が200円以上、
利益が40円以上も変わってきてしまうのです。

仮にバリューセット600円、100円マック内のバーガー全て上記の方式で売上があった場合、
売上は値引きの場合に対して40%増えて、
純利益がバリューセット208.2円、100円マック34.7円とすると、(※)

208.2+34.7+40-100=182.9円の利益

となり、対売上営業利益率は若干悪化するものの、
売上自体は伸び、バリューセット単体を販売している時と利益はそう変わらなくなります。

また、売上自体が上がれば100円マック、バリューセット双方の固定費が
さらに減少するので、実際は元の利益とそう変わらない数字が出るはずです。
そうなると、100円引いて売ったとしても対顧客一人当たりの利益は変わらず、
来店客数が増える分利益、売上とも増加することになります。

これはあくまで売上の元々少ない夜間の話ですから、
ランチタイムに同方式で販売した場合、
1店舗辺り最大に生産できる数量は決まってますから、
注文を待たせる、食事に時間が掛かるなど、
逆にお客さんの回転を落としてしまい、売上が落ちる結果に繋がる可能性もあります。
(どの道、ランチタイムはこれ以上固定費用を削減できる余地はありません)
なのでランチタイムは素直に値下げの販売戦略をとったのでしょう。



100円マックの純利益は1個当たり34.7円(売上による)からバリューセットの単純利益を逆算


100円マックの利益についての記事
なぜ「100円マック」でも儲かるのか:マック式ファイナンス論
関連記事

テーマ : 本日のニュースより
ジャンル : 政治・経済

【スポンサードリンク】

コメントの投稿

非公開コメント

記事内検索フォーム
プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

最新記事
月別アーカイブ
最近読んだお勧め本

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

アクセスカウンター
09/2/11~
twitter
RSSリンクの表示
リンク
相互リンク随時募集中!
カテゴリ
QRコード
QR