保険の見直しには必ず確認を!高額療養費制度と支給要件(2)

>(例)6月25日に骨折、手術後20日間の入院をした場合の高額療養費(一般)

2009年12月4日修正
(「ベッド代」となっていた部分を、誤解の無いように「入院料(主にベッド代)」に変更しました)

・全体の医療費(保険適用前で計算)(※ あくまで概算)

手術代 380,000円
入院料(主にベッド代):15,000円×20=300,000円
各種治療費(初期2日):30,000×2=60,000円
各種治療費(残りの期間):5,000×18=90,000円
食費:1,500×20=30,000
テレビ:500×20=10,000

※ 入院料(ベッド代)はいわゆる差額ベッド代ではなく、保険適用内のベッド代です。

保険を適用する前の医療費 830,000円(3割負担で249,000円)
その他費用 40,000円

20日間で実際にかかる費用 289,000円


限度額は月ごとに設定されています。

例えば、6月20日に入院した場合、
6月20日から6月30日までに支払った医療費が初月の対象期間、
そして、7月1日から7月31日までの医療費が次の対象期間となります。

入院や治療をした日から1か月では無いのでその点は注意して下さい。


では、上記計算結果から、
高額療養費対象期間を分け、自己負担額を計算すると、

・6月分(11日間)
手術代 380,000円
各種治療費(初期2日):60,000円
各種治療費(残りの期間):45,000円
入院料(主にベッド代) 165,000円 (上記ここまで650,000円)
その他費用:22,000円(保険適用外費用)

自己負担限度額:80,100+(650,000-267,000)×1%=83,930円
実際の自己負担額(保険適用後):195,000円(650,000×3割負担)
負担限度額との差:195,000-83,930=111,070円

・7月分(9日間)
入院料(主にベッド代): 135,000円
各種治療費(残りの期間):45,000
その他費用: 18,000円(保険適用外費用)

自己負担限度額: 80,100+(180,000-267,000)×1%=79,230円
実際の自己負担額(保険適用後):54,000円
負担限度額との差:54,000-79,230=-25,230円

となります。


>高額療養費支給額の計算


6月分は自己負担限度額との差、

111,070円

が、高額療養費として支給される金額となります。

7月分は残念ながら適用対象外でした。

以上から、まとめると、


支払総額
保険適用内費用:249,000円
保険適用外費用:40,000円
高額療養費支給額:111,070

実際に掛る医療費総額:177,930円

という結果になりました。

次回は後還付より先に減額!高額療養費の限度額適用認定証についてです。


続き→保険の見直しには必ず確認を!高額療養費制度と支給要件(3)


関連記事→保険の見直しには必ず確認を!高額療養費制度と支給要件(1)
関連記事→保険の見直しには必ず確認を!高額療養費制度と支給要件(3)

関連記事

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

【スポンサードリンク】

コメントの投稿

非公開コメント

記事内検索フォーム
プロフィール

楽天家業

Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

最新記事
月別アーカイブ
最近読んだお勧め本

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。(出雲 充)

【書籍の解説】不可能と言われていたミドリムシの大量培養に成功し、食糧問題からエネルギー問題まで解決の糸口に繋がる手法を模索する社長さんが書かれた本です。
 事業自体はミドリムシ入りのクッキーが世の中で話題になった頃合いに知ってはいましたが、元を辿れば旧ライブドアに直接出資して貰っていた経歴がある等、紆余曲折あって様々な艱難辛苦を乗り越え、少なからず各専門分野の人達に共感を得て徐々に資本関係を構築し、様々なサポートがあって倒産危機を乗り越えながら泥臭く経営してきたという想像だにしない様々なエピソードを持っている事をこの本で知りました。
 上場と言う華々しさに至るまでの苦難の道のりを是非ご覧いただきたいと思います。

アクセスカウンター
09/2/11~
twitter
RSSリンクの表示
リンク
相互リンク随時募集中!
カテゴリ
QRコード
QR