団体信用生命保険を使わないで民間生命保険で保障を代用するには(1)

団体信用生命保険を使わないで民間生命保険で保障を代用するには(1)


先日、都心分譲マンションの価格が一部で反転したというニュースがありました。
そろそろ買い時かと待っていた人にとっては、価格の下げ止まり感が出るのなら
検討して見ようかという方もいらっしゃると思います。

そこで、住宅ローンの組成時に必ず話題になる
団体信用生命保険の利用と対処法を考えてみようと思います。


住宅金融支援機構が行っているフラット35を利用する場合、
団体信用生命保険は任意加入となっています。
つまり、入らなくても問題は無いのです。

とはいえ、世帯主に万が一のことがあったら大変です。
ローンを返済するために自宅を競売に掛けるばかりか、
住宅の価格下落の方がローン残高の減少よりも早ければ
借金だけが残る事になるからです。

ですから、団体信用生命保険への加入は、
ご自分の遺族を守るうえで大事なことなのです。

とはいえ、実際はどの程度の保険料を支払わなければならないのか。
また、民間の生命保険で代用した場合との支払保険料との差額はどうなのか。
それらを実際に試算してみることにしましょう。

試算を始める前に注意事項を。
民間の銀行で住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険料は
借り入れ金利に含まれており、加入できることがローンの審査がおりる
必須条件にもなっておりますので、こちらを利用する方には
ちょっと退屈な話になるかもしれません。

ですが、初めから組み込まれているだけに、
どの程度金利以外で保険料として天引きされているのか
把握されていない方も多いのではないでしょうか。

そんな民間銀行ローンを考えている方も、
ご自分の負担している出費の内訳を理解するうえでも
ご覧頂ければと思います。


<団体信用生命保険試算>

団体信用生命保険は契約者の加入年齢によって保険料が変わるものではありません。
住宅ローンの残債に対して、一定の料率が決められています。
それでは、下記条件で実際に試算してみましょう。
(試算はこちらでできます→住宅金融支援機構特約支払額シュミレーション


契約者:35歳男性
借入予定額:3000万
返済期間:35年
借入金利:2.5%
3大疾病保障:なし
返済方法:元利均等返済方式



経過年数保険料経過年数保険料経過年数保険料経過年数保険料
1107300118570021570003120100
2106000128310022537003215900
3103900138050023504003311500
410190014778002446900347100
59970015751002543400352500
69750016723002639700
79530017694002736000
89300018664002832200
99060019633002928200
108820020602003024200


支払保険料総額:2,186,000円


以上のように、支払保険料総額は全期間で約220万円でした。
期間平準(毎月一定額の支払い)に直すと、実質月払い保険料は5,204円となります。

住宅ローンと金利負担に加えて、
これだけの保険料を負担することになるわけです。

しかし、初めに注意分で添えましたが、
契約者の加入年齢で保険料が決まるわけではない為、
死亡保障の保険料が安い20代等で利用する場合は不利になる可能性があります。

また、保険料は生命保険料控除の対象になりませんので、税還付効果は発生しません。
一般の生命保険料は控除対象になりますので、税効果を考えても
一般の生命保険で組む意味はありそうです。


そこで、フラット35を利用する場合の保険任意加入制度を利用し、
仮に同じように死亡保障額が年齢とともに徐々に減っていく保険を利用すれば
負担保険料を節約できるのではないかと気づく方もいらっしゃると思います。

では、実際にどのような保険を利用すればいいのかを見てみましょう。


生命保険を利用した場合の試算へ続く


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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

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2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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