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第一生命株式売出価格決定と初値予測

本日第一生命株式の売出価格が決定しました。
ブックビルディングでは125千円~155千円の間で、
予想では上限の155千円での決着との見方が多かったのですが、
やはり超大型上場株式、海外勢の入札金額が低かった影響もあり、
仮条件の中間価格である14万円での決着となりました。

個人投資家の需要は旺盛だったものの、
国内外の機関投資家はあまりの大型株だけに
リスクを負う事を避けた格好のようです。


1株未満の単元未満株取得者、1株以上配分でも現金受領希望者は
1株当たり引受価額である135,685円での配分となります。

売出価格と価格差があるのは、
新規公開株式を売り出す時、証券会社に未公開株を引き受けてもらうのですが、
その事務手数料を公募価格との差額で調整することになっています。

仮に配分が1.45株とした場合、
現金希望者等の受取金額は、

1.45×135,685円=196,743円

となると思われます。


以前の記事にも記載しましたが、
法人からの贈与により取得する金銭のうち、継続性の無いものは一時所得で課税されます。
一時所得は所得税、住民税ともに特別控除として50万円を差し引く事が出来ます。

同年中に他の一時所得の対象となる所得がなければ、


500,000÷135,685=3.685株


以内であれば課税対象にはなりません。
ですから、大半の方は1~2株の配分である状況から、
税金の心配をする必要はなさそうです。


ですが、株式の受け取りを希望した場合、
引受価格(又は売出価格)以上の売却価格での譲渡をした場合、
課税対象となりますのでお気を付け下さい。


では、初値が実際にどの程度になるのか。

本日判明した情報をまとめると、

・海外投資家は14万円以下の指値注文が大半だが、需要は4倍あった

→海外株主への本来割り当ては約250万株だったので1000万株程度の需要は
あったものの、今回の決定項では約210万株と、40万株減少している。

需要は1000万株、引受は40万株減、
つまり、成り行き又は14万円以上の指値が210万株で、
残りの790万株は14万円以下の指値で注文があったと考えられる。

・国内投資家の需要は約3倍、しかし個人投資家の需要は旺盛だが国内機関投資家が低調

→元々国内機関投資家は安定株主確保のため強制的な配分が事前にあったため、
それほど需要が無いのは事前の予想で分かっていた事である。

逆に個人投資家は、今年の直前のIPOが好調なのと、過去の大型IPOの初値が
公開価格を上回ったケースが多いため、ネット経由での申し込みが殺到。
元々ネット証券への配分は極小な所への注文集中により需要が大幅に
割当株数を上回っている状況があるものの、店頭経由の裁量配分が多いため、
実際の価格形成への影響が歪になった。


と推測しています。


また、現時点で予測される実需の需要先としては、

・上場後1カ月ほどで発生するTOPIX指数組み入れによる買い需要
・投資信託のインデックスファンドの連動性確保のための買い需要
・ほぼ既定路線と思われる、日経平均225指数採用の先行需要

が考えられます。


また、オーバーアロットメントで売り出される10万株のシンジケートカバー取引
上場後直ぐに発生する買い需要としてあげられます。
(通常、売出時に借り受けた株券を市場で買い戻し、大口株主に返却することになるため)

オーバーアロットメントの出所は恐らく野村自身だと思われますが、
シンジケートカバー取引は売出価格ではなく、
あくまでも引受価格となる事が多く、(証券会社によって対応は異なります)
初値形成の心理的支えにはなりますが、初値が売出価格以上になる要因とは言い難いものがあります。

とはいえ、経営が安定していた平成20年辺りの決算数字で見た場合、
14万円という数字は相当に割安です。


ですから、初値は心理的バイアスとなる15万5000円を上限として、
下限14万5000円~上限15万5000円としておきます。


個人的には、第一生命のBBに参加していますので、
上がってくれる事に越したことは無いのですが(^^;



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Author:楽天家業

 大学在学中から事業でお金を貯め、それを元手に卒業後は個人トレーダーとして生計を立てていました。(現在はトレード業務一部復活)

 2008年のリーマンショック時に信用取引による過剰リスク状態で惨敗。そんな手痛い経験もあり、このままの人生で良いのかと自分を見つめ直し、同年からウェブサイトの作成業務、2009年からは独立系FPとして相談業務を行うため、自分の経験を活かして日夜、ファイナンシャルプランナーの分野で活動を行っています。

<略年表>
2009年9月AFP登録
2011年7月CFP登録

 現在、主にFP法人様や執筆関連でお仕事承っております。

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